「なぜ世界最高の選手を過少評価したのか」C・ロナウドのモデル”恋人”が先発外してモロッコに敗れたサントス監督を痛烈批判？！

　FIFAワールドカップ・カタール大会の準々決勝2試合が10日行われ、ポルトガル代表がモロッコ代表に0－1で敗れ、悲願の優勝を果たせず、モロッコはアフリカ勢として初の4強進出を決めた。ポルトガルのスーパースターのクリスティアーノ・ロナウド（37）は2試合続けてスタメンから外され後半6分から出場。196試合の代表歴代最多出場記録に並んだが、ゴールを揺らすことができず、試合後はチームメイトや監督と話をすることもなく真っ先に泣きながらロッカーへ下がった。ロナウドの代表去就と“恋人”のジョージナ・ロドリゲスさん（27）が「ロナウドを過少評価した」とフェルナンド・サントス監督（68）の起用法を批判するなど波紋が広がっている。

　挨拶もせず泣きながらロッカーへ。W杯出場はこれが最後か？

　不穏な空気は試合前からあった。
　サポーターの1人がベンチに姿を見せたロナウドに水をかけようとして警備員に退場させるトラブルが発生していた。そしてサントス監督はラウンド16のスイス戦に続きロナウドをスタメンから外して、その試合でハットトリックを達成していたゴンサロ・ラモスを起用した。
　だが、0－1で前半を折り返すと後半6分にロナウドを投入。いきなりロナウドは左サイドをドリプルで突破してゴール前にクロスを上げたが、GKにキャッチされ、その後はボールに触れる機会も少なくシュートチャンスも作れない。後半46分にようやくディフェンスの裏に抜け出してシュートを放つもGKにセーブされた。ポルトガルはボールをキープしながらも5バックで守るモロッコの固い守備を崩せず、アディショナルタイプの8分が過ぎ、試合終了を告げる笛が鳴ると、ロナウドは、誰と話することもなく、サポーターへの挨拶をせず、すぐさまピッチを去り、泣きながらロッカーへと向かった。　
　その間の様子が国際映像で流れ、ポルトガルの地元メディア「レコード」やスペインのスポーツ紙「マルカ」など各国のメディアは、「涙にくれてロナウドがW杯を去る」と、そのシーンの動画を添えて報道した。
　ロナウドの涙の理由としては、これが「W杯最後」という惜別の涙、2試合連続でスタメンを外されたサントス采配への悔し涙などの憶測が流れた。
　そんな中、モデルをしているスタイル抜群のロナウドの”恋人”ロドリゲスさんが、サントス采配をSNSで痛烈に批判した。
「あなた（ロナウド）のチームメイトとコーチは悪い方向に進んでしまった。あなた（ロナウド）は賞賛と尊敬の言葉をたくさん持っているが、彼（サントス監督）があなたをフィールドに置いたときは、もう手遅れだった。世界最高の選手、最も強力な武器をなぜ（サントス監督は）過小評価したのか。ましてや、そういう監督に値しない人をなぜ監督にしたのか。人生は、私たちに教訓を与えてくれる。今日は負けではなく、学んだのだ。私たちはあなた(ロナウド)を称えます」
　ロドリゲスさんとロナウドは正式に結婚はしていないが、お子さんも授かっている仲。熱い気持ちが溢れたのだろう。
　また英国の人気ジャーナリストのピアーズ・モーガン氏も試合が始まるとSNSにこう書き込んだ。
「ポルトガルは、いつまで歴史上最高のサッカー選手をベンチに置いておくのか。確かにモロッコは素晴らしい。.エネルギーがあり、防御が強く、反撃も非常に危険だ」
　モーガン氏は、ロナウドを2試合連続でスタメン落ちさせたサントス采配に疑問を呈した。
　そして、ポルトガルが負け、ロナウドが涙を流してロッカーへ下がるシーンを見ると「クリスティアーノがW杯優勝の夢が終わったことで涙を流しているのを見るのはとても悲しい。彼をからかう人は、彼がサッカーのために何をしたかを思い出す必要がある。彼はフィールドの内外で彼の人生で最も困難な年を過ごした素晴らしい男だ。彼は私たちの尊敬を集めた」とツイートした。
　ロナウドの2試合連続のスタメン外しの理由を試合後の会見で質問されたサントス監督、「後悔はしていない。（ロナウドを先発から外した）チームはスイス戦でとても良いプレーをした。クリスティアーノは、偉大な選手で必要だと判断した時に起用した。後悔はない」と答えた。
　さらに「戦略的な決定は最も難しいものの1つだが、私は気持ちでは考えず頭で考えなければならない。ロナウドが、もはや素晴らしい選手ではないという理由ではなく、考えて決断したのだ」と付け加えた。