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MLB公式サイトが、大谷を超える注目選手として、村上、佐々木、山本、吉田、高橋の5人をリストアップした
MLB公式サイトが、大谷を超える注目選手として、村上、佐々木、山本、吉田、高橋の5人をリストアップした

WBC特集を組んだMLB公式サイトが大谷翔平の「自分が侍ジャパンのベストではない」発言をもとにリストアップした5人の“二刀流スター超え”の可能性がある選手とは?

 3人目はオリックスの山本由伸。
「佐々木は日本で最も刺激的な投手かもしれないが、山本は最高の投手だ。彼は過去2シーズン(マウンド上で)ジェイコブ・デグロム(レンジャーズ)級の支配を誇ってきた。オリックスのエースは2年連続でNPBのサイヤング賞にあたる沢村賞を勝ち取った」とし、2連連続で最多勝、防御率、奪三振の投手三冠を勝ち取ったことを伝えて、具体的な成績を列挙。
「山本が5フィート10インチ(約178センチ)で投手としては身長が低いことは関係ない(佐々木は6フィート2インチ、約188センチ)。彼には強力な持ち球がある。彼の速球は(平均が)90マイル台半ば(約153キロ)で、(最速は)97から99マイル(約156キロから159キロ)に達し、スカウトの一部は、彼のスプリッターが(メッツの)千賀滉大の“お化けフォーク”よりも優れていると考えている。また優れたカーブも投げる。山本はまだ24歳。早ければ来年にもメジャーリーグにやってくるかもしれない。新しい報道によると、MLBのチームは、2023年のシーズン後に山本がポスティングされると考えており、彼は今回のWBCを将来のメジャーリーグでのキャリアへ向けたステップの舞台にする希望を抱いている」と続け、今オフにポスティングによるメジャー挑戦の可能性があることを報じた。
 4人目には、オリックスからポスティングでレッドソックスに移籍した吉田正尚を取り上げた。
「日本の打撃コンタクトの“王様”である吉田がレッドソックスでプレーする前にMLBのファンの多くが今回のWBCで彼を最初に目にするだろう。吉田はNPBのパ・リーグで2度首位打者となったが、彼はただ打つだけの打者ではない。ボールを遠くに飛ばす。29歳で左の強打者は、村上に続く日本で最高の強打者の1人だ」と絶賛。昨季の成績などを紹介した上で、「吉田の打席での自制心もまた並外れている」とし、その優れた選球眼に注目した。
「2022年の彼は、80四球、41三振で三振の倍近くの四球を選んだ。ただ過去3年では最も悪い比率だった(20年は72四球で29三振、21年は58四球で26三振)。3シーズンを合わせると210四球でわずか96三振。フアン・ソト(パドレス)のような数字だ」
 最後の5人目に選ばれたのは、中日の高橋宏斗。
「20歳の高橋はWBCの侍ジャパンの投手で最年少。今大会でブレークするスター選手となるかもしれない」とし奪三振の多さをクローズアップした。「昨季は防御率は2.47で116回2/3を投げてNPBで6番目となる134三振を奪った。9イニング平均では10.3となり、奪三振率と空振り率は、佐々木に次いで2番目だった」
 さらに「高橋は(平均)90マイル台半ば(約153キロ)で(最速)97マイル(約156キロ)に達する速球と、80マイル台中盤(約137キロ)から上の空振りを取れるスプリッターとスライダーを持ち合わせ高い潜在能力を持つ。彼はまたWBCへ向けて山本と(新たな)投球メカニックに取り組んできた。もしかしたら新たに隠された武器を披露するかもしれない」と伝えた。 
 オフには、山本と合同自主トレを行い、まるでコピーしたような投球フォームになったことを立浪監督に指摘されて、現在は元に戻しているが、同メディアは、その影響がプラスに働くという見立てをしているようだ。
 2月17日から宮崎で合宿を張ってきた侍ジャパンは、今日25、26日と同地でソフトバンクとの強化試合に臨む。先発は5人のリストにあった佐々木が2イニングを投げ、高橋も登板予定。吉田は、まだチームに合流していないが、村上は「4番・三塁」でスタメン出場する。

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