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4-4で迎えた9回に4番の大山が貴重な勝ち越しタイムリー
4-4で迎えた9回に4番の大山が貴重な勝ち越しタイムリー

阪神4連勝と広島4連敗の明暗を分けた岡田監督と新井監督のベンチワークの差…9回攻防で決まったサインと見抜かれたサイン

そして、その裏の広島の盗塁失敗の場面についても「大盛は、もう1球待ってもよかった。牽制球を投げたのは、ベンチのサインではなく、湯浅と梅野の判断で見抜いたのだと思うが、岡田監督が、チームに相手の嫌なことをしろと、考える野球を浸透させた成果だと思う。ベンチ、選手の野球を読む力が、1点を争う攻防の分岐点になったと思う」と分析した。
 阪神にとって嫌な展開だった。
 1失点に抑えていた先発の西勇が7回に佐藤の送球ミスで無死一塁となったところで坂倉に2ランを浴び1点差に迫られ、8回一死二、三塁から3番手の浜地がデビッドソンにセンターへの犠飛を許して4-4の同点に追いつかれた。流れは広島に傾きかけていたが、勝ち越しは許さず、ベンチワークで吹く風を変えて見せたのである。
 阪神の開幕4連勝は、13.5ゲーム差を引っ繰り返されて優勝を逃し、辞任することになった岡田監督の前監督時代の2008年以来である。そして、そのチームで4番を任せていたのがFAで広島から移籍してきた新井監督だった。岡田監督は、新井監督の性格や野球観を熟知している。それだけにコーチ経験もないまま、広島の監督就任が決まった際に「え?ほんまか」と驚きの反応を示していた。
 三宅氏が言う。
「岡田監督にしてみれば、新井監督が考えることは、すべて見透かしているのかも。長いペナントレースの中で、ベンチワークで勝てる試合は、そう多くはないけれど、そういう試合のある、なしが、最後の最後の優勝争いで響いてくる」
 最高のスタートを切っている岡田阪神だが、ヒーローインタビューに指名された大山は、こんな話をしていた。
「凄くいい雰囲気で試合ができていると思うんですが、まだ4試合ですし、油断であったり隙を見せてしまったら崩れるのは一瞬だと思うので引き締めてやりたい」
 開幕4連敗の広島も黙っては引き下がらない。広島対阪神の第2ラウンドは広島が遠藤、阪神は現役ドラフトでソフトバンクから移籍した新戦力の大竹が先発マウンドに立つ。

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