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レアル・ソシエダの久保建英にビッグクラブへの移籍話が浮上(写真:REX/アフロ)
レアル・ソシエダの久保建英にビッグクラブへの移籍話が浮上(写真:REX/アフロ)

久保健英にビッグクラブ移籍可能性が浮上…レアルマドリード、バルセロナ、アーセナルらが候補と海外報道

 一方でソシエダ側も久保の契約解除条項として、6000万ユーロ(約89億4000万円)の違約金を設定している。要はソシエダとの契約期間中にマドリード以外のクラブが久保の獲得に動く場合、マドリードの倍にあたる多額の資金が必要となるわけだ。
 こうした状況下で、久保が2015年3月に帰国するまで育成組織に所属していたバルセロナが、来シーズンへ向けてオファーを出す準備があると2月に報じられた。
 バルセロナは数年前から多額の負債を抱え、財政健全化が謳われた「ファイナンシャル・フェアプレー」の遵守をヨーロッパサッカー連盟から求められている。それでもシャビ・エルナンデス監督が久保へ熱い視線を送り、バルセロナ側も久保の加入を機に日本およびアジア市場をさらに開拓し、財政事情を改善させる起爆剤にする青写真を描いているという。
 バルセロナの動きにマドリードも敏感に反応し、さらに日本代表MF三笘薫(25、ブライトン)の獲得合戦でも名前が報じられているアーセナルが加わった。久保の周囲がにわかに風雲急を告げているのも、今シーズンのパフォーマンスが傑出しているからだ。
 ソシエダは2018-19シーズンの途中から指揮を執るイマノル・アルグアシル監督のもと、翌2019-20シーズンから6位、5位、6位とラ・リーガ1部の上位をキープ。残り8試合となった今シーズンも、UEFAチャンピオンズリーグ出場圏内の4位につけている。
 アルグアシル監督が掲げる攻撃的なスタイルで、久保は2トップの一角や中盤の両サイドでレギュラーに定着。ここまで27試合に出場し、元日本代表MF乾貴士(現清水エスパルス)がエイバル時代の2017-18シーズンにマークした、ラ・リーガ1部における日本人選手の年間最多得点記録をひとつ更新する6ゴールを決め、アシストも3つマークしている。
 直近のリーグ戦となった22日(日本時間23日)のラージョ・バジェカーノ戦では、1-1で迎えた後半17分から途中出場。同36分には右タッチライン際で鮮やかな縦への突破を演じ、そのまま中央へカットイン。決勝点となる相手のオウンゴールに至る起点を担い、本拠地レアレ・アレーナを埋めたファン・サポーターから熱い喝采を浴びた。

 

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