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”守乱”から阪神に2試合連続の逆転負けを喫して中日の立浪監督の苦悩が続く(資料写真・黒田史夫)
”守乱”から阪神に2試合連続の逆転負けを喫して中日の立浪監督の苦悩が続く(資料写真・黒田史夫)

なぜ立浪竜は阪神に2試合連続の逆転負けを喫したのか…岡田監督に読まれていた柳の続投と誤算だった守備のミス

 2試合連続のショッキングな逆転負けで3カード続けて勝ち越しがなく借金は「8」に膨らんだ。借金が2桁になることだけは、なんともしても防がねばならない。チーム心理として”あきらめ”が出てくるからだ。もう歯止めが効かなくなる。
 現在のチーム得点「68」は5位のヤクルトの「84」に引き離されての最下位で、何よりチーム本塁打が4本しかないのが致命的だ。本塁打ダービーでトップの中田(巨人)は7本。チーム防御率はリーグ3位の2.73だが、今季は、投高打低の傾向にあり、横浜DeNAは2.67、阪神は2.70で、上位チームは、どこも投手力がいい。最終的には、いかに打てるかが、順位を決めるポイントになりそうなのだ。
 楽天、巨人、西武などで”参謀”を務め、現在は新潟アルビレックスBC監督の橋上秀樹氏は、「そもそも戦力がないのだからベンチも動きようがない」と現状を分析している。
「打線強化が一番のポイントだったが、頼みの新外国人のアキーノが三振ばかりで2軍落ちでは、得点力アップも難しい。打線をみて一発のある打者がいないから、相手バッテリーにプレッシャーもかけられない。相手の失投も減る。立浪監督と何度か話をする機会があったが、戦力がないのだから腹をくくって若手を一から時間をかけて育てるしかないという話をしていた。使える新戦力は、現役ドラフトで獲得した細川くらいしかいないのでは、今後も苦しい展開は続くだろう。最下位脱出の出口としては、投手力を軸とした守りの野球で、どれだけロースコアのゲームを拾えるか。守備のミスは言語道断。ただ大野の離脱とロドリゲスの亡命は想定外だったと思う。開幕からまだ1か月で、こんなことを言うとファンに怒られるかもしれないが、来年に向けての土台作りの1年だと割り切って戦うしかないのかも」
 キャンプ初日から本人合意の上で「三振を減らそう」とフォーム改造に手をつけた新外国人のアキーノは、三振だけを量産して2軍落ち、頼りの左腕エースの大野も、肘の手術で前半戦は絶望、そして何より痛かったのはマルティネスと共に勝利方程式を形成していたセットアッパーのロドリゲスのキューバからの亡命だろう。もともと選手層が厚いチームではなかっただけに、これだけ想定外の事が起きると、穴埋めは難しい。
 沖縄キャンプで、立浪監督は、こんな話をしていた。
「今は我慢する時期だと思っています。もちろん結果がすべての世界。勝たなければファンの方々に許してもらえないのかもしれないが、チームは変わっていくんだという信念を持ってやっています。自分が批判されることはいいんです。何年後かに“あのときああして良かったな”と、ファンの方々にも納得してもらえると思うし、今その準備段階なんです」
 今日から本拠地に帰って巨人3連戦。ない袖はふれないが、自滅するのではなく、ベストを尽くし、どれだけもがくのか、という熱い戦いをドラゴンズファンは期待している。
(文責・RONSPO編集部)

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