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中日は柳の125球熱投を見殺しにした(資料写真・黒田史夫)
中日は柳の125球熱投を見殺しにした(資料写真・黒田史夫)

「中日はこんな野球をしていたら最下位を脱出できない」なぜ阪神に逆転負け…125球熱投の柳を「ムッ」とさせた外野の“交錯落球”&7回の不可解な拙攻&根尾昂の森下への不用意な初球

 中日が17日、甲子園での阪神戦に1-2で逆転負けを喫した。先発の柳裕也(31)が5回まで無失点の好投を見せていたが6回に佐藤輝明(27)の外野フライを細川成也(27)とルーキーの花田旭(22)が交錯して落球、記録は三塁打となり、大山悠輔(31)のタイムリーで同点にされた。7回の勝ち越し機を拙攻で逃しその裏、根尾昂(25)が森下翔太(25)に7号決勝弾を許した。中日は「記録に残らないミス」のオンパレードだった。

 6回にセンターの花田とレフトの細川がサトテルの打球を追い衝突して落球

 明らかに柳は「ムッ」としていた。
 5回を除く毎回走者を背負いながらも粘り強く投げて強力な阪神打線を5回まで無失点に抑え、1回に高橋のタイムリーでもらった虎の子の1点を守っていた。
 だが、6回にまさかの悪夢が起きる。先頭の佐藤をインハイのストレートで詰まらせ、左中間への平凡な外野フライに打ち取ったかに見えた。次の瞬間、センターの花田とレフトの細川が交錯して転倒、花田のグラブに打球は入っていたが、衝突転倒のショックでこぼれ落ちた。その間に佐藤は三塁まで走り落球はエラーではなく三塁打と記録された。
 動揺した柳は、続く大山に詰まらせながらもレフト前へタイムリーを落とされ、1-1の同点に追いつかれた。
 中日スポーツなどスポーツ各社の報道によると、井上監督は「何しとんねんという見方をする人がいるかもしれないが、1個のボールに集中してセンターの花田と細川が交錯した。柳さんが頑張っているところで必死に守ってやりたいという気持ちが出てしまった」と2人をかばった。捕球者を決めるための声は出ていたという
 現役時代にタイトル獲得経験のある評論家の一人は「センターが取るべき打球。約束事を徹底できていないミスだ」と指摘した。
「こういう打球についてはチームによって誰が声をだし、誰を優先させるかなどの約束事がある。左中間、右中間の打球に関しては、センターが“アイガリー”や”OK”といった声を先に出すとそちらに任せるというチームが多い。中日の約束事はわからないが、細川の守備範囲を考えると、たとえ花田がルーキーであろうとセンターに主導権を渡すのが通常。あれはセンターの打球だった。甲子園の歓声で声が聞こえなかったのかもしれないが、あれだけ高く上がった打球なんだから細川は、打球を追いながらも花田の動きも視野に入れておき花田に任せなければならなかった」
 これを「何しとんねん」と総括していてば中日に明日はない。
 さらに二死満塁とピンチが広がるも、柳は、近本をチェンジアップで空振りの三振に仕留め勝ち越しは許さなかった。6回125球1失点でチームの反撃に望みを託してマウンドを降りた。

 

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