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勝ち越しの9号3ランを放った大谷が“確信歩き”。自らを援護し、その後、サイクル安打に王手をかけたが残した二塁打を打てず(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
勝ち越しの9号3ランを放った大谷が“確信歩き”。自らを援護し、その後、サイクル安打に王手をかけたが残した二塁打を打てず(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

「いつか達成できると確信」大谷翔平の先発でのサイクル安打“未遂”にチーム内外から称賛の声…自軍捕手が歴史的偉業達成を予告?!

 ボルティモアのオンラインサイト「ザ・ボルティモアバナー」は「大谷の大飛球の本塁打と、力強い投球がエンゼルスをオリオールズとのシリーズ初戦勝利へ導く」との見出しを取り、「大谷は二塁打を放てば、MLBで史上初めてサイクル安打を放つ先発投手となるところだった。だが彼は1964年以来初めて5度出塁した先発投手という結果に甘んじることになる。序盤には(オリオールズの)強打を浴びたが彼は7回まで投げきった」と伝えた。
 大谷は、セドリック・マリンズ、アンソニー・サンタンデール、アダム・フレイジャーの3人に本塁打を浴びたが、2年前にオリオールズ戦に先発した際にも、マリンズ、サンタンデール、そしてDJ・スチュワートの3人に本塁打を打たれていたという。
「マリンズとサンタンデールが再びやってのけ、フレイジャーが、2022年の116試合より少ない試合数で昨年の本塁打を1本上回る4号を放った。彼のキャリアを通じ、フレイジャーは、大谷に対して11打数5安打と大抵の選手よりも多くの成功を収めている」。
 “大谷キラー”となっているフレイジャーは、「彼は本当に、1世代に1度、人生で1度きりしか現れない選手だ。スペシャルな選手で、彼に対して立ち向かえていることがうれしい。彼は、みんなに最高のものを引き出させてくれる。彼は打者としても何か特別なことを見せてくれるだろう。あのような選手と対戦できていることが楽しい」とのコメントを同メディアに寄せている。
 同メディアは「オリオールズは、マウンドの大谷攻略に成功したが、打席での大谷が見せつけた違いを埋めるに至らなかった。大谷はカムデン・ヤーズにやって来て、すべてをやってのけた」と、大谷を称賛する言葉で記事を締めた。
 またCBSニュースのボルティモア局は、「大谷がベーブ・ルースの故郷にやって来て、打席とマウンドでショーを開催した」と大谷の活躍を伝えた。
 記事は、「二刀流の圧倒的なパフォーマンスで、伝説のベーブ・ルースを引き合いに出される大谷が、ルースの生誕の地から通りを隔てただけの場所で3ランを放ち、オリオールズ打者から5三振を奪った」と紹介。59年ぶりとなる先発投手としての5度出塁を伝えた。
 また前出のMLB公式サイトは、オリオールズのブランドン・ハイド監督の「彼は我々が目にした中で最も偉大な選手の1人。彼は特別な才能を持っており、彼がマウンドと打席でやれるような才能を持つ選手は、おそらく目にすることはないと思う」というコメントを紹介。
 大谷が登板日に放った本塁打が、これが6本目だそうが、エンゼルスのフィル・ネビン監督は、「(登板で失点したことで)あのスイングには少しばかり怒りが込められていたと思う。ただ本当に素晴らしい夜だった」と連敗を2で止めた大谷を称えたという。

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