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ブズコバがSNSのコメント制限措置を取ったが追いつかず(資料写真・AP/アフロ)
ブズコバがSNSのコメント制限措置を取ったが追いつかず(資料写真・AP/アフロ)

弁解の次は“口撃”?!「加藤が私達を悪者にした。彼女は常に問題児だった」“ボールガール失格事件”で非難を浴びたブズコバが母国メディアで怒りの猛反撃を開始

 全仏後にブズコバが沈黙を貫いたのは、批判が殺到した自身のインスタグラム(@maryybou)を一時的に閉鎖せざるをえなかった状況に加えてもうひとつ、WTA(女子テニス協会)から「中立的な立場でいるように」とアドバイスされた件が影響していた。
 しかし、ウィンブルドンが開幕し、チェコから派遣されてきた母国メディアの取材に応じ始めたブズコバの発言はタガが外れたかのようにエスカレート。1カ月前は同情を寄せていたはずの加藤への怒りを隠さなくなっただけでなく、自身とソリベストルモに非はなく、むしろ被害者だと強調するようになった。これがこれまで隠してきた本音なのだろう。
 ブズコバのいまさらながらの反論や弁解に、SNS上では非難の声が“再炎上”。このインタビューを報じた『iDNES.cz』の記事にも、「私はそう思わない。いいか、ブズコバ、君は密告するためにコートにいるんじゃない」「相手の揚げ足を取ろうとする茶番劇の後では、あなたを応援する気にはなれない」などの非難するコメントがついた。
 ただ賛否の比率でいえば、意外にも昨年のウィンブルドン女子シングルスでベスト8に進出するなど、将来を期待される母国のスターであるブズコバを援護する声が多数を占めた。
「泣き虫の日本人選手は一躍有名になった。まずコート上で愚かな振る舞いをし、次にその愚かさを他人にぶつけ始め、世界中がそれに食いついた」
「私はブズコバにはあまり腹が立たない。あの騒動以降、日本人選手はヒステリックに振る舞っている。しかし、ボールを打ち返したのはブズコバではなく彼女だ」
「なぜブズコバが悪役である自身を心配しなければならないのか。まったく不必要なことだ。ただ、ある種のヘイトスピーチには対抗する必要がある」
 立場を変えれば、こういう見方もあるのだろう。 
 開幕したウィンブルドン選手権で、ブズコバは、女子シングルスと、再びソリベストルモとペアを組んだ女子ダブルスにエントリー。現地時間6日には女子シングルス2回戦に臨み、プレッシャーを感じさせることなく、アネット・コンタベイト(27、エストニア)にストレート勝ちした。
 今日7日には、ブズコバ、ソリベストルモ組と、第13シードの加藤、スーチャディ組が女子ダブルス1回戦に登場する。ブズコバの反論で因縁の再燃した両ペアは、ドローでボトムハーフに入った。ともに勝ち進んでいけば、14日の準決勝でぶつかることになる。

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