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2001年にバリー・ボンズが放ったシーズン最多本塁打の73号記念ボールを巡っては法廷闘争が起きた(写真・ロイター/アフロ)
2001年にバリー・ボンズが放ったシーズン最多本塁打の73号記念ボールを巡っては法廷闘争が起きた(写真・ロイター/アフロ)

大谷だけではない。過去にもあった記念ボール“トラブル”…バリー・ボンズの73号は法廷闘争にもつれこみ映画化

 ドジャースの大谷翔平(29)が3日(日本時間4日)、本拠地で行われたジャイアンツ戦で放った移籍第1号の記念ボールの扱いが大騒動に発展している。ゲットしたドジャースファン女性のアンバー・ローマンさん(28)がサイン入りの帽子2個、ボール、バットと引き換えに大谷に戻したが、当人が球団から圧力を受けるなど酷い対応を受け大谷との面会を拒否されたたことを暴露した。メジャーでは過去にも記念ボールを巡って様々なトラブルがあった。ドジャースは記念ボールの返還交渉手順を見直す方針を示したが、米球界全体で取り組まねばならない問題だろう。

 ジャッジの記念ボールには特別のマークが

大谷の移籍1号の記念ボールを巡る問題が大騒動に発展した。
 米スポーツサイト「ジ・アスレチック」や「ドジャースネーション」などが暴いた真相によると、記念ボールをゲットしたローマンさんは、数人の警備員に取り囲まれ、夫のバレンズエラさんとも引き離されて別室に連れていかれた。もしボールの返還交渉に応じない場合、球団はそのボールを本物だと公式認証しない方針を伝えられ、プレッシャーをかけられた中で、帽子2個。バット、ボールとの交換を強要されたというのだ。ローマンさんはせめて大谷に会いたいと求めたが拒否されたという。「ジ・アスレチック」がオークションの専門家を取材したところによると記念ボールが売りに出された場合「10万ドル(約1500万円)を超える」値打ちがついたという。
 ロサンゼルスタイムズ紙によると、ローマンさんの怒りに慌てたドジャースは、改めてローマン夫婦を球場に招待し「より貴重な記念品」を手渡すことを約束して和解した。当然、大谷が直接対面して手渡すことになるだろう。またドジャースは記念ボールの返還交渉の手順を見直す方針を示したという。
 実は記念ボールを巡るトラブルはこれが初めてではない。米「ニューズウィーク」は過去のトラブル史を紹介した。最近では、2022年にロジャー・マリスの持つア・リーグの年間最多本塁打記録の61本を破る62本を放ち、MVPに輝いたヤンキースのアーロン・ジャッジの記念ボールだ。 
 59号の記念ボールを持っているのは、ブルワーズのファンのブライアント・ジャンコさん。ジャンコさんは球場にはいたが、自分でキャッチしたわけではなくそれをゲットした男性から1万5000ドル(約227万円)で購入したのだ。ジャンコさんがポッドキャスト番組「ザ・チェイス」に出演して明かした目撃談によると、その瞬間、ヤンキースの関係者がブルワーズの関係者と一緒にやって来てジャッジからと思われる4つのサイン入りボールと4つのサイン入り帽子をその男性に交換条件として提示しようとしていた。だが、その男性は交換に応じなかった。ある人は1000ドル(約15万円)の現金を提示したという。ジャンコさんは、その男性からボールを購入後、公式認証を両球団に求めたが拒否された。その後、ジャンコさんはニューヨーク・ヤンキース博物館の館員とメジャーリーグ機構(MLB)とメールでやり取りした。MLBは、証明できるチームにそのボールを戻すように提案したが、そのボールは「MLBの所有となり彼の手元には戻らない」とのことだった。
 ニューヨークタイムズ紙によると、ジャッジのボールには2つの特別なマークが施されていたという。MLB鑑定士のディーン・ペロレイル氏が明かしたもので、その1つは肉眼で確認できる型番だったが、もう一つ特別な技術が必要とされる秘密のマークがあった。ジャンコさんは、ポッドキャスト番組「Outkick」内でブラックライトの元で撮影し、その特別なマークが浮かびあがったボールの写真を披露している。

 

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