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阪神が伝統のTG戦で勝ちパターンに入ったゲームを落とす
阪神が伝統のTG戦で勝ちパターンに入ったゲームを落とす

「藤川は時折おかしな采配をする」阪神が勝ちパターンだった巨人戦に3-4で競り負ける…球界大御所は采配に疑問…左が2人並ぶ8回にモレッタ起用&打率.059の伏見を9回に代打

 広岡氏が疑問を抱いたのは1点を追う9回の阪神の攻撃だ。
 巨人の守護神マルティネスに対して一死から途中出場の小幡がレフト前ヒットで出塁した。続く岩崎の打席で藤川監督は日ハムからトレードで獲得した右打者で捕手の伏見を打席に送ったのだ。
 伏見は、ここまで8試合、21打席立ってヒットは1本だけ。打率は.059だ。ベンチには中川、嶋村、植田、ルーキーの岡城しかいなかった。中川も、今季ここまでヒット1本で打率.059。藤川監督は同じ数字ならベテランの経験にかけたのだろう。
 伏見は2球目に甘いスライダ―を見送った。スイングをかけねばならないボールだった。
 カウント1-1となって藤川監督はエンドランを仕掛けた。
 不動のマルティネスを攻略するには機動力での揺さぶりは不可欠だ。 だが、ファウルとなり、結局、スプリットで空振りの三振。広岡氏は、「他に誰がベンチに残っていたか知らんが、どんな狙いを持って打席に入っていたかが見えなかった」と指摘した。
 そして続く坂本の打席の2球目に小幡が盗塁を仕掛けたが、大城に刺されてゲームセット。マルティネスは1球目からクイックで投げていなかった。1.27、28秒かかっていた。狙いとしては悪くなかったが、小幡は余裕のタイミングでアウトだった。
 ゲームを振り返れば、7日のヤクルト戦でセ・リーグの1試合の最多奪三振記録に並ぶ「16」をマークした才木は、その調子を維持したまま1回に巨人の浦田、松本、泉口を三者凡退に抑える素晴らしい立ち上がりを見せた。だが、2回に先頭のダルベックのショートゴロを木浪がエラー。さらにキャベッジにセンター前ヒットでつながれるものの続く大城はセカンドゴロに打ち取ったかに見えた。打球は強烈だったものの併殺を狙った中野がハーフバウンドに合わせきれず後逸。記録はヒットとなったが、実質はエラーで先制点を許した。
 続く増田にはスライダーが甘く入る失投を捉えられ、レフトフェンス直撃のタイムリー二塁打。阪神らしくない守乱で2点を先制されていたのである。
 スポーツ各紙の報道によると試合後に藤川監督は、敗因として「展開」という言葉を4度使い、会見を短く切り上げたという。
(文責・駒沢悟/スポーツライター)

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