戸郷翔征の今季初登板は5失点で負け投手(写真・スポーツ報知/アフロ)
「まだ球威は戻っておらず救世主にはなれない」今季初登板も5失点で黒星の巨人の戸郷翔征に復活の兆しは見えたのか…阿部監督はローテー継続起用を示唆…「出力は出ている」の意見も
だが一方で現役時代にタイトル経験のある評論家の一人は悲観的だ。
「戸郷は力感のないフォームから手元で球威のあるボールがくるという落差でバッターがタイミングの取り辛かった選手。腕の振りのキレ、ストレートの球威、変化球のキレが命。鈴木にホームランを打たれたフォークは、1打席目と同じ配球で変化球を続けたという面に加えて、落ちていなかったという失投。腕が振れていなかったのが致命的で、若いバッターの鈴木が崩れていなかったし、私はストレートに球威が戻ったようには感じなかった。救世主としての期待はできないのではないか」
さらにこう続けた。
「90球に近づくところで明らかに球速も落ちていた。先発としてせめて100球まではスピードを維持できていなければ苦しい。次の登板で真価が問われると思う。ただひとつ勝てば余裕が生まれ、自信を取り戻し、リラックスして腕が振れてくるという可能性もある」
開幕投手を務めたドラフト1位の竹丸が防御率1.95、4勝1敗と実質エース級の活躍で、移籍2年目のマー君が復活し、防御率2.35、3勝0敗と安定感があり、楽天から移籍の則本、新外国人のウィットリーも先発ローテーを守ってはいる。だが、竹丸もマー君もどこかでペースダウンはするだろう。エースの山崎伊織が3日のファームの広島戦でもまた右肩の違和感を訴えた2球で降板するなど復帰の目途が立たない。そう考えると、戸郷の復活が旋風を巻き起こしているヤクルト、そして連覇を狙う阪神を追いかけるのは不可欠なのだが、その戸で巨人は3連敗。貯金はわずか1になってしまった。
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