衝撃トレード真相…昨年オフにソフトバンクが山本祐大獲得をオファーしていた…「問われる横浜DeNAの見る目」…レギュラー捕手の即効型補強か、尾形、井上の潜在能力にかけた長期型補強か
ただ2人ともに環境が変われば力を発揮できる可能性がある典型的な選手。現役ドラフトで阪神に移籍した大竹、日ハムに移籍した水谷の活躍が示しているように、選手層の厚いソフトバンクで出番が回ってこない選手が、他球団で大ブレイクするのは球界“あるある”となっている。
2人の獲得理由を横浜DeNAの社長兼チーム統括部長の木村氏は球団を通じて「軸になる先発投手と将来の主軸候補としての右の大砲という補強ポイントに合致する2人の選手の強みを評価させていただきました。尾形選手は、150キロ台後半を連発する力強いストレートを持ち味に高い奪三振能力を有する投手です。井上選手は逆方向にも長打が打てる高い技術を持つ若い右の強打者として、近い将来ベイスターズの中軸を担える選手です。 シーズン中のタイミングでの決断となりましたが今シーズンの優勝に向けて大きな戦力補強になったと確信しております」と説明した。
ソフトバンクに詳しい関係者によると、実はそもそもこのトレードを仕掛けたのはソフトバンク側で、昨年オフに一度目の申し入れを行っていたという。
ソフトバンクは一昨年オフに不動の正捕手の甲斐がFAで巨人に移籍。昨年は海野が82試合で先発起用されたが、打率.220、0本、21打点の成績に終わり、嶺井が38試合、渡邉陸が12試合、谷川原が11試合でカバーして乗り切った。今季は海野が28試合に先発マスクをかぶり、続けて主力として起用されているが、ブロッキングやスローイングなど守備面は向上したが、打率.195と打撃の方は大きな成長は見せることができていない。チームとしては、打線のウィークポイントを埋める「打てる捕手」の補強が悲願ではあった。
ただ昨年オフの段階ではトレードは成立しなかった。
「横浜DeNAはトレードやドラフトなどのすべてがフロント主導で監督が意見を挟めるチーム構造にない。ただ昨年オフには新しく相川監督に代わり、しかも捕手出身ということもあり、意見を聞いたそうだ。当然、相川監督は反対して一度は白紙に戻ったらしい」(前出関係者)

