横浜DeNAのレギュラー捕手の山本とソフトバンクの尾形+井上の衝撃トレードが成立した
衝撃トレード真相…昨年オフにソフトバンクが山本祐大獲得をオファーしていた…「問われる横浜DeNAの見る目」…レギュラー捕手の即効型補強か、尾形、井上の潜在能力にかけた長期型補強か
開幕から1か月を戦う中で、フロントと相川監督がコミュニケーションを取りながら、山本のここまでの活躍といなくなった場合のシミュレーションを照らし合わせて、この衝撃の決断を下したのか。
チームとして育てたいのは、4年目のドラフト1位の松尾汐恩で、今季は10試合に先発起用されている。打率.200、0本、2打点と調子は上がってきていないが、守備の基本スキルの進化からチャンスを与えるに値すると判断したのだろう。もちろん併用でベテラン戸柱の起用が増え、FAで西武へ移籍した桑原の人的保証で獲得した古市、益子、九鬼らの若手を抜擢することになるのかもしれない。
また山本は2027年オフにFAを取得するため、日本ではまだ一般的ではないがメジャーでは前年度の放出はセオリーだ。メジャー式のチーム経営を行っている横浜DeNAからすれば、先を見据えてのトレードに躊躇はなかったのだ。
また先発ローテーの一人として計算していたコックスが、左肘の手術を行うなど今季の戦力として計算が立たず、先発補強をしなければならない切羽詰まったチーム事情もあった。その中で尾形の先発起用に可能性を見出した。三塁、一塁でいえば、宮崎がフル稼働できなくなり、度会を三塁にコンバートさせているような状況。筒香が12日の中日戦から復帰したが34歳。この先のことを考えると23歳の井上の獲得の意義はある。即効型の大型補強を狙ったソフトバンクと、2人のポテンシャルの開花に賭けた長期型補強を決断した横浜DeNA。
一部ファンの反感を買うリスクを負った横浜DeNAフロントの“見る目”が問われるトレードとなった。おそらく山本はソフトバンクの日本一連覇に向けての大きな戦力になるだろうが、本当の答えが出るのは数年先だ。

