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巨人の橋上監督代行の采配がズバリ的中した(写真・スポーツ報知/アフロ)
巨人の橋上監督代行の采配がズバリ的中した(写真・スポーツ報知/アフロ)

巨人が橋上監督代行の采配的中で則本が移籍初勝利&対オリックス3年越し連敗ストップ…阿部野球の継承にプラスされた「大事に至る前に一手先を読む」橋上イズム

 巨人が2日、東京ドームでのオリックス戦に3-2で競り勝った。先発した則本昂大(35)が6回二死まで5安打2失点に踏ん張り、楽天から移籍7試合目で初勝利。4月30日のヤクルト戦以来の1番で起用した松本剛(32)が追撃タイムリーを放ち、泉口友汰(27)に代えて「8番・遊撃」でスタメン出場させた浦田俊輔(23)が2安打をマークするなど継投策も含めて橋上秀樹監督代行(60)の采配が光った。

 6回二死で則本から高梨にスイッチ

 東京ドームに則本の絶叫が響いた。
「最高でーす!」
 電撃辞任した阿部前監督の現役時代のフレーズ。意識していたかどうかは、わからないが、楽天からのFA移籍をバックアップしてくれた前指揮官への敬意の意味があったのかもしれない。
 移籍7試合目にしての初勝利。楽天時代の最後はストッパー起用されていたため、先発勝利は実に3年ぶりだ。ここまで好投するも勝ち星に恵まれなない試合もあったが、この日は、2失点に踏ん張り、リードを守り、打線の援護と救援陣の力を借りて待望の白星を手にした。
「立ち上がりにほんまどうしようかなと思った。ストライクが入らなくてマウンド降りたくなったんですけど、周りのみんなが助けてくれたのでなんとかここに立ててるので本当に感謝してます」
 立ち上がりに1番の中川にボールが3つ続いた。ようやくひとつストライクを取ったがセンター前へ返され、続く渡部にも再びボール3。フルカウントまで戻して二ゴロ併殺に打ち取り、軌道修正した。
 橋上監督代行は「立ち上がりにだいぶ力んでいる感じは受けましたけど最初にゲッツーをとって波に乗った感じがします」と振り返った。
 則本は2回にも一死から宗、山中、若月に3連打を浴び、先制を許すも、さらに一死一、三塁で、野口を三球三振。続く投手の九里も三振に仕留めて、最小失点に食い止めた。
 2回にキャベッジに逆転2ランが飛び出し、さらに5回に松本のタイムリー二塁打で追加点。3、4、5回とパーフェクトに抑えていた則本は、6回に中川に一発を浴びて、1点差に詰め寄られるも、二死を取り、左打者の4番、西川を迎えたところで橋上監督代行は左腕の高梨にスイッチした。則本は97球。万全を期しての石橋をたたく継投だった。
「バッテリー関係のコーチと話をしながら、ここまでだろうと。中継ぎブルペンのピッチャーに対する信用も含めてあのタイミングで交代になりました」と橋上監督代行の説明。
 高梨が西川を遊ゴロに抑え、7回中川、8回大勢、9回マルティネスの盤石リレーで、則本の移籍初勝利をバックアップした。
 橋上監督代行は、則本の初勝利を「彼本来の気迫というか、そういったものを非常に今日は感じました。みんなの勝たしてやろうという雰囲気がベンチの中であふれてました。非常に良かった」と称えた。
「3番・三塁」で起用した坂本の守備も光った。
 8回に先頭の未田の三遊間のゴロの処理で態勢を崩すも、転倒しながら、体を一回転させて一塁へノールック送球。見事なストライクでアウトにした。さらに続く中川の強烈な三塁ゴロを体を張って前へ落として冷静に一塁へ送球し、大勢を援護した。

 

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