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  • 「どちらかに偏った判定をするのでは?」W杯決勝主審は過去に薬物や売春婦のいたパーティーで拘束歴のあるスロベニア人…前大会でアルゼンチンが負けた試合を担当も両国のファンは“賛否論争”
W杯決勝の主審に決まったスロベニアのスラフコ・ヴィンチッチ氏(写真・AP/アフロ)
W杯決勝の主審に決まったスロベニアのスラフコ・ヴィンチッチ氏(写真・AP/アフロ)

「どちらかに偏った判定をするのでは?」W杯決勝主審は過去に薬物や売春婦のいたパーティーで拘束歴のあるスロベニア人…前大会でアルゼンチンが負けた試合を担当も両国のファンは“賛否論争”

 サッカーW杯北中米大会の決勝(日本時間20日、午前4時)、アルゼンチン対スペイン戦の審判団が発表された。スロベニアのクルーで主審はスラフコ・ヴィンチッチ氏(46)が務める。16年のキャリアがあり欧州チャンピオンズリーグの決勝も担当したが、6年前に薬物や売春婦のいたパーティーに居合わせて拘束歴があることや、2022年のカタール大会でアルゼンチンがサウジアラビアに負けた試合で主審を務めていたことなどが物議を醸している。今大会は疑惑の判定が取り沙汰される機会が多いだけに主審の笛が勝敗を左右することになるのかもしれない。

 「偶然居合わせただけ」事情聴取の上、無実で釈放

 W杯決勝の審判団が発表された。
 主審は、スロベニアのスラフコ・ヴィンチッチ氏でサポートする副審は、同じスロベニア出身のトマジュ・クランチュニク(第1副審)とアンドラジュ・コヴァチッチ(第2副審)が務め、第4審判はヨルダンのアドハム・マカドメ、VARはドイツのバスティアン・ダンケルトが担当する。スペインメディア「Mundo Deportivo」によると、ヴィンチッチの審判歴は16年。2010年からFIFAの理事会に入り、今大会ではグループステージのブラジル対モロッコ、ヨルダン対アルジェリア、決勝トーナメント1回戦のメキシコ対エクアドルで主審を務め、この試合では、エクアドルのピエロ・インカピエが口を手で覆いながら相手選手に話しかけた行為に対しレッドカードを提示した。今大会から採用された「ヴィニシウス法」を適用した。
 欧州のビッグゲームも担当しており、、2022年のヨーロッパリーグ決勝、2024年の欧州チャンピオンズリーグ決勝でも主審を務め、その試合ではレアル・マドリードがボルシア・ドルトムントを2-0で下して優勝を果たした。
 だが、同メディアやブラジルメディア「ge」などが報じたのがヴィンチッチ氏が6年前に巻き込まれたスキャンダルだ。
 ヴィンチッチ氏は2020年5月にボスニア・ヘルツェゴビナの都市ビイェリナで開かれたパーティーに招待されていた。そこに国内の薬物密売および売春組織を捜査していた警察が踏み込み摘発を行い、計35人が拘束され、同氏も連行された。現地メディアによると、拳銃10丁、コカイン14袋が押収され、複数の売春婦も拘束されている。同氏は事情聴取を受け釈放された。当時、同氏はスロベニア紙「Večer」に対してこう説明して身の潔白をアピールした。
「偶然その農場にいただけです。私は自分の会社を経営しており、仕事の打ち合わせのためにボスニア・ヘルツェゴビナへ来ていました。そして昼食の誘いを受けましたが、それが私の人生最大の失敗になってしまいました。後悔しています。私は会社の関係者と同じテーブルに座っていました。そこへ警察がやって来て、警察署へ連れて行かれ、証人として事情聴取を受けましたが、私たちがその人たちとは面識もないことが分かると、帰ることができました。私は逮捕、拘束されたグループとは何の関係もありません」
 同氏はその後、起訴もされなかったことからスロベニア審判協会会長のウラジミール・シャインも「不運な状況が重なった結果」とかばい、なんら処分を受けることもなく審判を続けた。

 

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