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試合後にブラジルのクーニャが日本に向かって罵声を浴びせた(写真・AP/アフロ)
試合後にブラジルのクーニャが日本に向かって罵声を浴びせた(写真・AP/アフロ)

「もっと殴られたいか?」「威厳をなくした!」ブラジルFWクーニャの塩貝への挑発行為を巡ってSNSで両国ファンが“バチバチ”火花…本人は「ブラジル人でない人に語られると腹が立つ」

 日本への敬意を示したクーニャは、塩貝を挑発した理由にも言及した。
「僕たちはこのユニフォームがどれほど歴史的なものか、これを着るためにどれほど奮闘してきたかを知っている。だからブラジル人でない人に僕たちのことを語られると腹が立つ。僕たちが自分たちのことを話す分にはまだ許せるけど、外部の人間が口を出すとなれば、僕たちは誰とでも戦ってしまうんだ」
 ブラジルメディアの『veja』は、自身の発言が意図したものとは異なる解釈をされたとする塩貝の試合後のコメントを伝えている。
「ブラジルが弱いと言ったつもりはまったくなかった。彼らは今も強いけど、僕たちが勝つためのチャンスも十分にあると信じていました」
 ブラジル戦を出番なく終えた塩貝は、直後に自身のインスタグラムを更新。キックオフ前に全員で国歌を斉唱している写真に、英文によるメッセージを添えた。
「Thank you for your support. I’ll come back stronger(みなさんのサポートに感謝します。さらに強くなって戻ってきます)」
 しかし、騒動は舞台をSNS空間に変えて拡大していった。クーニャのインスタグラムの最新投稿にはベスト16進出を祝福するポルトガル語に混じって、挑発行為を非難する日本人サポーターからと見られる日本語のコメントが殺到した。
「間違いなく以前より威厳をなくした」
「昔のブラジルだったら5-0ぐらいで圧倒してたね。あんた何かした???」
「自分の発言やジェスチャーが過去の英雄を乏しめたのすら気付いてない」
「優勝できるかね、さて」
 これらに対してブラジルサポーターと見られる反論が飛び交った。
「そこでじっとしてろ。インスタントラーメンを作って寿司でも食ってろ」
「このアカウントから出て行け!もっと殴られたいのか?甘ったれどもめ」
 ただ中には「クーニャの傲慢さが理解できない」と、その行為を戒める声もあった。
 さらにコメントにコメントが重なりSNSはドロ沼化している。
「3回はペレの時代だしね。王様はムキにならない」
「どちらにも非はあると思うんですけど。喧嘩両成敗ですよ」
「塩貝は昔は強かったって事実を言っただけだろ。最近いつ優勝したんだよ」
 ただ、見逃してはならないシーンもある。
 ブラジルの決勝点につながるボールロストのミスを犯し、試合終了直後のピッチで人目をはばからずに号泣したMF田中碧(リーズ)の肩を抱きながら寄り添い、優しい言葉をかけた選手の一人が実はクーニャだった。
 プレミアリーグで対戦経験のある田中を「本当に素晴らしい選手だ」と称えたクーニャは、ピッチ上でかけた言葉をブラジルメディアに明かしている。
「君が自分の国のためにしていることは本当に素晴らしいことだよ」
 このシーンに心を打たれた日本人のファンから、日本語による感謝のコメントもかなりの数が届いている。さまざまな意味で注目を集めているクーニャ、そしてブラジルは5日(日本時間6日)、ニューヨーク・ニュージャージー・スタジアムで9大会連続のベスト8進出をかけてダークホースのノルウェー代表と激突する。

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