「華やかなブラジルではない」「日本は恥じるな!」日本に苦戦した“サッカー王国”をフランス、スペイン、英などの海外メディアが酷評「攻撃に迫力を欠く」「平凡なサッカー」
サッカーのW杯北中米大会の決勝トーナメント初戦で日本がブラジルに1-2で逆転負けを喫した。日本に苦しめられたW杯5度優勝のブラジルにフランスやスペインなどの海外メディアは厳しい評価を与えた。
アンチェロッティ監督「日本はよく組織された危険なチーム」
それは5大リーグをすべて制覇した名将のプライドだったのか。
1-1で迎えたアディショナルタイムだ。田中碧が一度奪ったボールをロス。そのギマランイスのパスをペナルティエリア内で反応したガブリエウ・マルティネッリが決勝ゴールを決めてもアンチェロッティ監督は、感情を押し殺してガッツポーズさえしなかった。
NHKの解説を務めた本田圭佑氏が「今の落ち着きを見ました?百戦錬磨という立ち振る舞い」と、思わず解説したほどだった。
前半29分に佐野海舟がインターセプトから先制ゴール。アンチェロッティ監督は、後半に19歳のFWであるエンドリッキを投入、エースのヴィニシウス ジュニオールに左サイドからプレーさせ、どんどんクロスを放り込んで日本のディフェンスをかく乱し、後半11分にカゼミーロのヘッドで、なんとか同点に追いついての逆転劇だっただけに肝を冷やしたのだろう。
だが、ESPNブラジルによると、試合後会見で、アンチェロッティ監督は「前半の内容を批判する声に反論した」という。
「私は自信を持っていたが、日本の力によって苦戦したのは事実だ。非常に尊敬すべき、よく組織された危険なチームであり、選手たちもフィジカルが強く一対一の局面でも厳しかった。しかし、モロッコ戦の前半のように何をすべきか分からず混乱しているチームではなかった」
グループリーグ初戦でもモロッコに前半に先に1点を奪われ、同点に追いつくのがやっとだった。
「今日の試合は今大会で最も完成度の高い試合だった。前半は苦しんだと思う。日本は後ろを非常に固めて守っていた。しかし後半にはその守備を崩す解決策を見つけることができた。私はこれをチームの成長だと考えている」
そう指揮官はチームを称賛したが、海外メディアからは、厳しい評価が伝えられた。
フランスの「ル・パリジャン」は、こう酷評した。
「数々の疑問を抱えたままワールドカップに臨んだブラジル代表は、ベスト16進出を決めた。それはブラジルという国の地位を考えれば最低限の結果だ、と言う人もいるだろう。このチームは長い時間にわたり相手陣内の最後の局面で攻撃に迫力を欠き、創造性もなかった。(逆転勝利は)ここ数週間、国内で厳しい批判を受けてきたアンチェロッティ監督と、その選手たちにとって、大きな安堵となるものだった」
スペインの「マルカ」ももろ手を挙げて評価したわけではなかった。
「おそらく、これは最も華やかなブラジルではない。しかし、このチームには精神力がある。ブラジルの夢はまだ続いている。アンチェロッティには、このような大舞台で結果を出す特別な才能がある」
同じくスペインの「ムンド・デポルティーボ」は、こう伝えた。
「敗退寸前まで追い込まれたブラジルは、大いに苦しみ、延長戦にもつれ込む寸前だった。それでもワールドカップのベスト16進出を決めることに成功した」

