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巨人の橋上代行監督は阪神との首位攻防戦に連敗してファンに謝罪した(資料写真・スポーツ報知/アフロ)
巨人の橋上代行監督は阪神との首位攻防戦に連敗してファンに謝罪した(資料写真・スポーツ報知/アフロ)

「巨人の優勝は無理。なぜ森下や佐藤のような若手がいないんだ?」巨人大物OBが阪神との首位攻防戦で不甲斐ない連敗の古巣に超辛口苦言…「ダルベックの20本塁打に価値はない」

 首位攻防戦となった伝統のGT戦(12日・東京ドーム)で巨人が痛恨の連敗を喫した。佐藤輝明(27)に通算150号を含む2発、森下翔太(25)にも一発を浴びて1-5の完敗。ゲーム差は「2」に広がった。巨人OBでヤクルト、西武で日本一監督にもなった広岡達朗氏(94)は「巨人の優勝は無理。若手起用で変わろうとしているのはわかるが、なぜ森下や佐藤のような選手がいないんだ」と苦言を呈した。

 一、二塁間に挟んだ佐藤セーフにするミス

真夏の首位攻防戦の第2ラウンドでも巨人は意地を見せることができなかった。
 前日の1-9に続き1-5の完敗。中継局のレポートによると、橋上監督代行は、「たくさん応援をしていただいている中でファンの皆さんを落胆させるのは申し訳ないなと思っています」と不甲斐ない連敗を謝罪した。
 先発の井上はいきなり立ち上がりに自滅した。一死から中野に四球を与え森下にセンター前ヒットでつながれ、「積極的に仕掛けて一発で捉えられてよかったです」という佐藤に詰まりながらもレフト前へ先制タイムリーを落とされた。
 さらに送球間に二塁を狙った佐藤をランダウンプレーで一、二塁間に挟み込むもライトの知念が一塁ベースカバーを怠ったことでオールセーフにしてしまうミスが起きた。
 二死三塁にできるところが一死一、三塁となり大山に犠飛を許して2点目。大事な首位攻防戦でひとつのボーンヘッドが命取りになった。
 さらに3回だ。一死から森下にバックスクリーン右へ2試合連続となる28号を放り込まれ、続く佐藤には初球のフォークを落ちなかった。前日に看板直撃団弾を放っていた佐藤に失投は通用しない。ライトスタンドまで運ばれた。2試合連続の25号である。
 そして7回には3番手の船迫が佐藤に通算150号となるメモリアルアーチを献上した。その打球はバックスクリーンの右まで飛んでいった。
 主軸に2日で計6発。ベンチの対策に疑問が残る。
 打線も先発の高橋の前に沈黙。4点を追う4回に先頭の泉口が左中間を破る二塁打で出塁するも、対阪神戦で今季8本塁打の“虎キラー”ダルベック、プロ初の5番に抜擢された花咲徳栄高出身の2年目のドラフト1位石塚が連続で見逃しの三振。
 笹原もセカンドゴロに倒れて反撃に結びつけることができず、ダルベックが6回に走者がいない場面で20号ソロを放つというチグハグさだった。
 高橋は追い込んでからボールが甘く集まり、本来の調子には程遠かったが、攻略することができず、7回から木下、及川、工藤のリレーの前にゼロを重ねた。
 巨人の大物OBである広岡氏は、半ばあきれはてていた。
「もう巨人の優勝は無理。橋上の考えなのか、フロントがそうさせているのか知らんが、若手を使い何かを変えようとしている姿は見える。これまでとは違う。だが、いかんせん小粒だ。なぜジャイアンツには森下や佐藤のようにチームの中心を任すことができるような若手がいないんだ?」
 そう苦言を呈した。
 森下、佐藤の2人に2日間で3発ずつ打たれているのだから、広岡氏が愚痴るのも当然だろう。
 森下は2022年の外れ1位。1位では、浅野を阪神と巨人が競合して、当時の原監督が浅野を引き当て、クジを外した岡田監督が外れで競合することなく森下を指名した。
 佐藤は2020年のドラフト1位。阪神、巨人、ソフトバンク、オリックスの4球団が競合して阪神の矢野監督が引き当てた。巨人は佐藤を見逃していたわけではない。外れ1位は亜大の右腕の平内。ちなみにこの年の2位が山崎伊織で、3位に中山、5位にソフトバンクへトレードで放出した秋広がいた。ただ浅野も平内も現在1軍にはいない。

 

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