「巨人の優勝は無理。なぜ森下や佐藤のような若手がいないんだ?」巨人大物OBが阪神との首位攻防戦で不甲斐ない連敗の古巣に超辛口苦言…「ダルベックの20本塁打に価値はない」
「阪神は近本、森下、佐藤、大山と4人のドラフト1位がラインナップに並ぶ。クジで勝ったのは佐藤だけ。スカウトを含めたフロントの見る目とどう育成するかの方針がうまくいっている。巨人も泉口、浦田といい若手は出てきている。だが、岡本以降、4番を任せることのできる選手が出てきていない。スカウトが悪いのか、それとも教えるコーチが悪いのか。両方に問題があるのだろうが、私は指導者に問題があると思っている。そこを根本的に見直さねばならないだろう。また内から育てるよりも、FAで外から獲る方へ目が向いていたことが大きな影響を及ぼしている。トレードで獲得したリチャードは今何をしてるんだ?外国人に頼っているチーム編成にも問題がある。ダルベックにしてもここぞというチャンスで打たない。三振ばっかりじゃないか。丁寧に変化球で揺さぶられると対応できない。そんな20本に価値はない」
一刀両断だ。
また広岡氏は「巨人と阪神の違いは打線の固定にある」と見ている。
「私は、ずっと言い続けているが、なぜ巨人は打線を固定して戦わないんだ。阪神の強さは1番から5番までを固定できていることだ。我慢して使うことで、それぞれが役割を覚え、自覚し、打線のつながりとは何かを知るようになる」
そして広岡氏は、こうも続けた。
「首位攻防戦のような勝負どころでこそベテランの力が必要だ。坂本や丸はこういうところでこそ先発で使うべきなんだ。決していいとは思わなかった高橋を打てなかったのは、やはり若手にそこまでの技術がないということ。ベテランなら技術と読みでなんとかする」
坂本と丸の2人はこの2試合でまったく出番はない。
「まったく阪神と勝負にならなかった去年よりはましだが、伝統の一戦をつまらないものにしてはいかん。9月まで緊張感のある巨人阪神戦を見せなければファンに失礼」
なんとしても3連敗だけは阻止しなければならない巨人の今日13日の先発は防御率は2.30をキープしていているものの2勝2敗と波に乗れない西舘。7月22日の広島戦以来の先発だ。一方の阪神は2年目の下村。ここまで4試合でまだプロ初勝利を手にできていない。
優勝争いに直結する伝統のGT戦は残り6試合となっている。
(文責・駒沢悟/スポーツライター)

