「藤川監督が決断した代打の順序は間違っていなかったか?」阪神ドラ1立石の”痛恨落球”だけではなかった問題点…今日20日にも巨人の自力優勝が復活してマジック消滅の大ピンチ!
高寺の代打成功率は.333。その勝負強さにかけたが、栗林にフォークを2球続けられた後に裏をかく149キロのストレートに立ち遅れて空振りの三振に終わった。
「村上を代えた勝負手は評価できるが、なぜ前川でなかったのか。藤川監督が決断した代打の順序は間違っていたと思う。切り札はいい打者から先に切るのが原則。栗林がカウント球にも勝負球に使うフォークを前川なら見極め、対応できていたかもしれない。守れない前川は、浅い回で出しておくべきだし。実際、7回の代打では四球を選んだ。ただベンチの控えが弱い。いわゆる代打の切り札を作れていない」
二死となって近本がうまく逆方句へ合わせたがレフト正面。三塁走者を還すことができなかった。
また同評論家は、立石の落球、代打の人選以外にあった問題点を指摘した。
「工藤へつなぐブルペンが不安だ。木下は逆球が目立った。工藤と違って投球フォームがおとなしいので疲れなどで球威が少し落ちるとバッターに対応されやすくなる。怪我明けの石井もまだ本調子ではない。ドリス、岩崎も不安定。及川は前日のゲームではいい火消しを見せたが昨年のような状態には戻っていない。この残り13試合となった重要な時期に勝利方程式が確立できていないのは問題だ」
デーゲームで巨人が中日に14-1で圧勝。9月3日の時点で5ゲーム差があったが、ついにゲーム差はゼロとなった。勝率でわずかに上回って首位は守ったが、今日20日の横浜DeNA戦に阪神が敗れ、巨人が広島戦に勝ち、あるいは引き分けで首位から転落、巨人に自力優勝が復活して阪神のマジックが消滅することになる。
ラストスパートの態勢をなかなか整えられない阪神とは対照的に巨人は前日のサヨナラ勝利から勢いづいてきた。
前出の評論家は「優勝ラインは少し下がると思う。79勝か78勝。しかも阪神は今セ・リーグで最も強いチームと言っていい横浜DeNA戦を5つも残している。一方の巨人は今季14勝6敗と相性がいい最下位の広島戦が5試合ある。このあたりの残りの対戦カードを考えると阪神が3試合多いことがアドバンテージにならない」と見ている。
優勝ラインを79勝だと想定すれば、阪神は、残り13試合を8勝5敗で到達する。その場合、巨人は残り10試合を7勝3敗で消化せねば上回れない。かなり厳しい数字だ。だが78勝となれば、阪神は7勝6敗、巨人は6勝4敗で逆転できる。
スポーツ各紙の報道によると、藤川監督は短い会見をこんな言葉でしめくくったという。
「今はとにかく目の前のゲームに勝つことに集中しなければいけない。明日もチームをしっかりまとめて戦う。そこに尽きます」
注目の今日20日の両チームの戦いは、巨人がエース格の小笠原を立てて先発高橋奎のヤクルトとデーゲーム。阪神は先発が才木で先発に竹田を指名した横浜DeNAとナイトゲームだ。

