那須川天心が井上拓真に“リベンジ包囲網”…再戦ではジャッジ選びに特別扱いなくWBC選任の全員外国人…拓真「自信は120%。警戒して完封」天心「緑のベルトは2日後にオレの元に」とバチバチ
当初、大橋陣営はその配慮に感謝した上でその申し出を断ったが、帝拳サイドが受け入れなかったため、ジャッジを選ぶのではなく「過去におかしい判定が見られた」”NGジャッジ”だけを帝拳サイドに伝えた。
結果、田中浩二、飯田徹也の日本人2人に、メキシコのオマール・ミンタンの3人の構成となり、田中が117―111、飯田、ミンタンが116―112で拓真を支持した。WBCは公開採点で4ラウンド、8ラウンド終了後に途中採点が公表されるが、帝拳サイドは4ラウンドまでの途中採点で3者が共に38-38のイーブンとしていたことに疑問を抱いた。
誰が見ても拓真の勝利に疑いはなかったが、今回はジャッジ選定で大橋陣営に希望を聞くという特別扱いはせず、WBCの推薦に委ねて結果、全員外国人となった。もう敵に塩は送らない。”拓真包囲網”とも言える戦闘モードだ。
数週間前に3人のメンバー決定と同時に大橋陣営にも伝えられた。
関係者によると、大橋陣営は、今回の3人のジャッジの過去の担当試合を詳しくチェックして情報も集め、問題のある採点がなかったことを確認したという。それでも「アウエーの採点」を覚悟して準備を進めている。すでに情報戦という形で戦いはスタートしているのだ。
だが、両陣営共に明確な白黒をつけるつもりでいる。
拓真は「ぬかりなく仕上げた。自信は120%。しっかり返り討ちにしたい。再戦どうのこうのより、すべてを警戒してすべてに上回って完封するだけ」と改めて完封勝利を宣言した。
一方の天心は「何も考えることなく本能で戦うだけ。後がないのは自分でもわかっている。やるべきことはやってきた。どれだけ勇気を持って前に出られるか」と自らを鼓舞した。
拓真は公開練習で「これで最後だ」とつけられた今回の再戦のキャッチフレーズをどう受け止めているかと聞かれ「自分に負けて他団体にいくんじゃないですか」と珍しく過激な発言をしていた。
囲み取材に応じた天心にそれをぶつけると「聞きました。どうなんでしょう。緑のベルト(WBC)が一番かっこいいので。2日後にはオレの元にあるからねえ」と返した。
「これが最後?3度目?わかんない。熱を生んでますからね。プロモーターはやりたいと思うのでしょうが、踊らされたくない。終わってから考えればいいんじゃないか」
そうも言った。

