那須川天心が井上拓真に“リベンジ包囲網”…再戦ではジャッジ選びに特別扱いなくWBC選任の全員外国人…拓真「自信は120%。警戒して完封」天心「緑のベルトは2日後にオレの元に」とバチバチ
TKOで再起戦を飾った4月の元2階級制覇王者、ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)戦から週に一度のペースで練習を見るようになった「TEPPEN GYM」会長でもある父の弘幸氏は「もう最終的に皆さんが見てわかりやすいのはKOですよ」とKO決着を宣言した。
「天心は本当は気持ちが弱いんです。小さい時から見ている私が一番それを知っている。でもエストラーダ戦からメンタルは変わった。勇気を持って踏み込める。いきますよ。まあ見てて下さい」
天心がリベンジを果たすにはサプライズを仕掛けるしかない。つまり1ラウンドからの奇襲だ。そのいい例が身近にある。この日の会見にも顔を出した帝拳の先輩である元WBA世界ミドル級スーパー王者、村田諒太だ。ロブ・ブラント(米国)のアウトボクシングの前に不完全燃焼の戦いを強いられて王座から陥落した村田は、リマッチでは1ラウンドから猛攻撃を仕掛けて2ラウンドに沈めた。
天心にそれが参考になるか?と聞くと「当日のオレの本能に任せる」と言い、「サプライズが必要な時はくる。まともにまじめに戦っているだけじゃ良さは出ない。色を出す時が必ず来る」と、その用意があることをほのめかした。
「いかにだませるか、ごまかせるか、嫌な思いにさせるか。それを前回こちらが逆にされた。しっかりとやり返してやる。那須川天心らしさを出す。ボクシングをやろうとは思わない」
2、3週間前のスパー終わりにその村田からある言葉をかけられ「腑に落ちる話をしてもらった。その助言で助かった」という。
「お前は天才だからもっと堂々と自分らしくやれよ。自分のスタイル、感覚を信じろ!」
それは練習過程で壁にぶつかり、2、3日練習を休んだこともあるなどジェットコースターのように激しく上下するメンタルの揺れと戦っていた天心にとって忘れかけていた強みを思い出させてくれた金言だった。
「心が楽になった。本能でいくきっかけをくれた。おもしろいもの。怖い那須川天心を見せられる。勝つだけ」
今回の試合の勝者にはWBCから特別のリングが贈られる。
「いつか生活に困ったときに助かるなあ」
天心のジョークが冴えた。
今日26日の前日計量を経ていよいよ27日にゴングである。

