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阪神の藤川監督が就任から2年連続で優勝監督となった(資料写真:Imagn/ロイター/アフロ)
阪神の藤川監督が就任から2年連続で優勝監督となった(資料写真:Imagn/ロイター/アフロ)

「阪神は2、3年後にダメになる危険性がある」球団史上初の連覇を果たしたタイガースを球界大御所が総括…「藤川も少しは監督らしくなった。7連敗でなめていた選手が変わった」

 そして広岡氏は9月の7連敗でのチームメンタルの変化を指摘した。
「ハッキリ言ってなめていたんだと思う。待っていたら優勝は転がりこんでくるだろうと。チームバッティングもしていなかった。森下は全力疾走も怠っていた。だが、7連敗で選手がようやく目が覚めた。危機感を持って本気を出した。この間、巨人も一緒になって負けにつきあった。あそこでひっくり返していれば、プレッシャーもかかったんだろうが、阪神が再び勢いついた」
 阪神は9月5日の横浜DeNA戦から15日の中日戦まで7連敗。巨人とのゲーム差は0.5ゲームまで縮まった。だが、巨人は、この間、横浜DeNAに3連敗するなど、阪神のチームスランプを利用できなかった。
 阪神は2023年に岡田監督の下で18年ぶりに優勝、2024年2位、藤川監督に代わり、2025年、2026年に連覇と、この4年で3度優勝をつかみ、黄金期と評価していい結果を残している。
 だが、広岡氏は、その黄金期は長くは続かないと警鐘を鳴らした。
「佐藤や森下がこの先何年チームにいるんだ?才木もメジャーに行きたいんだろう。主力がメジャーに流出すれば、2、3年でダメになる危険性がある。巨人も岡本が抜けた4番の穴を埋めることができなかった。来年以降も埋まるメドも見えない。阪神も同じことになりかねない。黄金期に入ったとは言えないよ」
 佐藤、森下、才木らは、ポスティングによるメジャー挑戦の希望を持っていることを公言している。球団がどのタイミングでその要望に応えるかは不明だが、佐藤、森下がメジャー流出すれば、一気にチームはピンチを迎えるだろう。
 ここまで歴史的な素晴らしいチーム作りに成功してきた阪神のフロントが広岡氏の警鐘をどう聞くか。そして、その懸念の前に日本一奪回を狙うためのクライマックスシリーズの戦いが10月15日から始まる。
「やっていたことが間違いではなかったと証明できた」と自負する藤川監督は、ポストシーズンの戦いを「まったく考えていません。そこまでの余裕がなかった」とコメントしている。

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