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レッドブルのフェルタッペンが今季16戦目にして初優勝(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
レッドブルのフェルタッペンが今季16戦目にして初優勝(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

「今季はもう優勝できないと思っていた時期もあった」レッドブルのフェルタッペンが今季16戦目にして異例マレーシア開催のバーレーンGPで初優勝…やっと復活を果たした理由とは?

 今季は、新レギュレ―ションとホンダが撤退した後の自社PUへの対応に苦しみ開幕戦の豪州GPで6位、2戦目の中国GPはリタイア、3戦目の日本GPでも8位に終わり、「今季終了後に引退を検討?ああ。その通りだ。人生はF1だけじゃない」と引退騒動まで引き起こした。5戦目のカナダGPで3位に入り、初めて表彰台に上がったものの、6戦目のモナコGPはまたリタイア、9戦目のイギリスGPでは、20位に惨敗していた。
 今季初優勝への予兆はサマーブレイク明けにあった。イタリアGPで3位に入り、続くスペインGP、さらに前戦のアゼルバイジャンGPでともに2位に入ってバーレーンGPを迎えた。マシンの性能アップを物語るように、公式予選でも1回目(Q1)から2回目(Q2)、そして最後の3回目(Q3)をすべてトップで通過した。
 英国の公共放送『BBC』は、Q3で2番グリッドを獲得したフェラーリのルイス・ハミルトン(英国)が「決勝ではフェルスタッペンに勝てないと、スタート前の時点で観念していた」と伝えた上で、サマーブレイク中に契約を2030年まで2年間延長したフェルスタッペンが、復活優勝を果たした背景を推察した。
「前戦のアゼルバイジャンGPで、左手首の骨折から4戦ぶりに復帰したアイザック・ハジャーは『かなり良いマシンに乗った感覚だ』と欠場中に進化したマシンを笑顔で歓迎していた。加えてハジャーが3位、フェルスタッペンが2位に入ったアゼルバイジャンGPから、レッドブルはさらなるアップグレードをマシンに与えていた。熱帯特有の暑さに加えて、最も荒れた路面を持つセパンの厳しく、かつ長いコーナーを回る中で、新しいフロアを中心としたアップグレードの価値が十分に証明された。レッドブルとの契約延長書にサインしたフェルスタッペン本人も『レッドブルのプロジェクトを信じて、状況を立て直すために努力を重ねる』と誓っていた」
 フェルスタッペンの母国オランダの一般紙『De Telegraaf』は元F1ドライバーで、今現在もフェルスタッペンを支援する父親のヨス氏のコメントを伝えている。
「つい数カ月前の段階では、想像すらできなかった光景だ。今季前半の問題が何なのかを突き止め、多くの機能を改善してくれたチームへ心から敬意を表したい。素晴らしい人材がそろえば、状況を立て直せると証明してくれた。さらにマックスは『レース後にエンジニアたちと話し合い、まだまだ改善できる点があると確認できた』と私との電話越しに語っていた。今後もさらに勝利を狙えると確信している」
 舞台をシンガポールへ移す次戦は9日に開幕。ヨス氏も現地入りして、さらなる勝利を後押しする予定だ。

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