「188球の酷使はあり得ない。韓国なら大騒ぎだ」韓国メディアがセンバツで大垣日大、竹岡大貴の延長10回”涙の完投勝利”を問題視…韓国では怪我防止に1試合105球の制限あり
センバツ高校野球の1回戦の大垣日大対近江の試合は延長10回にもつれこむ接戦で大垣日大のエース竹岡大貴が一人で投げ抜く188球1失点完投で勝利した。だが、韓国メディアはその球数を問題視。韓国の高校野球では1試合105球の制限があることを紹介した上で「あり得ない。韓国なら大騒ぎになっている」と報じた。
「日本では酷使を批判する論調は見られなかった」
あの大垣日大・竹岡の涙の188球が隣国の韓国で意外な物議を醸した。韓国メディア「OSEN」が「『あまりにも日本野球っぽくて嫌だ』10イニング188球の酷使はあり得ない…日本の高校生、涙の完投勝利 韓国だったら大騒ぎになっていたはず」との見出しを取った記事で問題提起したのだ。
22日に甲子園で行われた大垣日大対近江の1回戦は、大垣日大の竹岡と、近江の上田健介の投手戦となり9回まで互いに1点も許すことなく0-0のまま延長戦に突入した。この時点で竹岡が168球、上田が121球を投げていた。
無死一、二塁から始まるタイブレークの延長10回に先攻の大垣日大がバントで一死二、三塁として代打高橋遼が右翼線を破るタイムリー二塁打を放ち2点をリードした。そしてその裏、竹岡が一死満塁から押し出し四球を与えた。1点差でなお一死満塁。だが、竹岡は踏ん張り、杉本将吾を三振、箕浦太士をショートゴロに打ち取り、勝ったのに号泣した。
「苦しかったが、夢だった場所で勝利できたことが凄く嬉しかった」
NHKなどの試合後インタビューで涙の理由をこう明かし「バックの守り、応援のおかげで楽しくピッチングができた」と振り返った。
昨秋に135球を投げたことはあるが188球は過去最多。
「自分のボール球の多さの球数。リードを許したわけでも、リードしているわけでもない0-0のゲームを最後まで自分の力で投げ切れたことが嬉しい」
竹岡自身は球数を問題にせず7四球を悔やんだ。
高橋正明監督も「しびれました。竹岡を変えることは考えられなかった。最後まで素晴らしいボールがいっていました。全員で勝ちとった1勝」と、完投させた理由を明かした。
延長10回でもストレートは最速137キロをマーク。ゲームの序盤と比べても竹岡の球速は落ちてはいなかった。
前出の韓国メディア「OSEN」は、日本のメディアに掲載された記事を引用して、その投球内容と、竹岡、高橋監督のコメントを紹介した上で、「日本メディアは竹岡の188球完投を“美しい闘魂”として称賛しており、酷使を批判する論調は見られなかった。188球は珍しいとはいえ、日本野球の観点では極端に異例というわけではない。前日に行われた1回戦3試合でも完封・完投した投手が4人おり、それぞれ133球、132球、123球、119球を投げている。先発投手が好投すれば120球は基本とされる」と報じた。

