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大谷が2試合連続の先頭打者アーチ。サイヤング賞2度受賞のデグロムから打った(写真・AP/アフロ)
大谷が2試合連続の先頭打者アーチ。サイヤング賞2度受賞のデグロムから打った(写真・AP/アフロ)

「正直あの場面は勝負したかった」大谷翔平に先頭打者アーチを浴びたサイヤング賞デグロムが5回に申告敬遠を指示したベンチに反旗?…「目標は最高の打者と勝負することなんだ」

 ドジャースの大谷翔平(31)が12日(日本時間13日)、本拠地でのレンジャーズ戦で「1番・DH」でスタメン出場し、1回の第1打席で2度のサイヤング賞の受賞投手である先発ジェイコブ・デグロム(37)の初球のフォーシームをライトスタンドへ運んだ。2試合連続の先制5号ソロ。連続試合出塁を46に伸ばした。デグロムは5回に大谷を申告敬遠したが「正直勝負したかった」とベンチの作戦に反旗を翻した。なお先発の佐々木朗希(24)は、4回を投げ5安打6奪三振5四球2失点で、リードを守れず3回に逆転を許し、ドジャースは2-5で敗れた。

 初対決で初球の157.6キロフォーシームを仕留める

 1球で仕留めた。
 4度のMVP男vs2度のサイヤング賞受賞投手。
 キャリア初対決となった注目の勝負は、大谷が1回の第1打席でデグロムが投じた初球の97.9マイル(157.6キロ)のフォーシームを完璧に捉え、5号ソロをライトスタンドへ運んだ。
 デグロムはしかめっ面をして打球の方向を見上げた。
 MLB公式サイトによると、近代野球(1900年以降)で3試合以上の連続先頭打者本塁打記録は、ブレイディ・アンダーソンの4試合がトップで、アレックス・バードゥーゴ、ロナルド・アクーニャJr.の2人が3試合で続く。わずか3人のみの貴重な記録に明日のメッツ戦で大谷が挑むことになる。また連続試合出場記録は46に伸びた。
 大谷は、3回一死一塁の第2打席は7球粘って四球を選び、5回二死二塁の第3打席は、初球がボールになったところで申告敬遠で歩かされた。MLB公式サイトによると、6回を投げ、大谷に許した被弾の1失点だけに抑えて、今季初勝利を手にしたデグロムは、試合後、こう悔しさを口にしている。
「正直、あの場面では勝負したかった」
 5回にボールワンになってから申告敬遠した場面だ。
「最初の打席ではやられたし、2打席目では四球を出してしまった。それで(第3打席)カウントが不利になったときには『頼むから(ベンチが申告敬遠を指令して)歩かせるな、歩かせるな』と願っていたんだ。でも実際には敬遠された」
 デグロムはスキップ・シューメーカー監督に反旗を翻した。
 結果的にデグロムは続くカイル・タッカーを三振に仕留めて申告敬遠は成功した。なのになぜデグロムはこの危険な場面で大谷と勝負をしたかったのか。
「目標は最高の相手と勝負することだからね。彼は素晴らしい打者だよ」
 それがメッツ時代の最高防御率タイトルを獲得した2018年、最多奪三振タイトルを獲得した2019年に2年連続でサイヤング賞を受賞し、米球宴に5度も選出され、今なおエースとして君臨する37歳の右腕の矜持なのだろう。なんとか試合の中でリベンジを果たしたかったのだ。

 

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