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広岡達朗氏は長女への暴行事件で辞任した阿部監督の復帰を訴えた(写真:Imagn/ロイター/アフロ)
広岡達朗氏は長女への暴行事件で辞任した阿部監督の復帰を訴えた(写真:Imagn/ロイター/アフロ)

「阿部(慎之助)を監督として復帰させてはどうか」巨人大物OBが来季の監督人事に緊急提言「なぜ野村のもとで野球をやった橋上に監督代行をさせたのか不思議」高橋由伸氏、川相昌弘氏も候補に

 阪神に7連敗中の巨人がマジック「18」の虎に2.5差と詰め寄っているが、気になるのは来季の監督人事だ。巨人の大物OBでヤクルト、西武で日本一監督となった広岡達朗氏(94)は「巨人の監督は生え抜きでなければならない」と提言。監督として手腕を発揮している橋上秀樹監督代行(60)の昇格に反対した上で、候補の名前を3人あげた。その中には、あの人の名前もあった。

 「巨人の伝統、歴史、プライドを知る生え抜きがやるべき」

 屈辱の対阪神7連敗を喫してマジック点灯を許した巨人が再び2.5差に詰め寄っている。広島に3連勝し、その間、阪神が連敗してマジックを「18」のまま停滞させた。阪神が今日8日からの広島戦に連敗して、巨人が中日に連勝した場合、マジックは消滅する。
 巨人の残り試合が19試合となった最後の戦いと同時進行で水面下で検討されているのが、巨人の来季監督人事だ。前監督の阿部慎之助氏が長女と次女の姉妹喧嘩を仲裁した際にふるった暴力で現行犯逮捕(のちに不起訴)されて辞任、ヘッドから監督代行に昇格して、5月26日から指揮を執っている橋上監督代行をそのまま昇格させるのか。それとも新たな新監督を招聘するのか。
 巨人大物OBの広岡氏は「巨人の監督は生え抜きでなければならない」と提言。橋上監督代行の昇格には反対を唱えた。
「そもそも、なぜ野村のもとでやってきた人間に監督代行をやらせたのか。まして橋上には現役時代の実績もない。私はそれが不思議でならない。チーム内には川相もいたじゃないか。なぜ巨人で育った人間に監督代行を任せなかったのか。橋上は、ベンチでコーチとよく喋っているし、コミュニケーションをしっかりと取れるようになっているのかもしれないが、それが結果につながっていない。阪神に7連敗で歴史に泥を塗った。いくつも勝つチャンスはあった。点が取れないのは点をとる野球をしていないからだ」
 広岡氏は、8月に東京ドーム、甲子園と2度あった首位攻防戦で一つも勝てなかったことを問題視した。
 阿部前監督が指揮を執った開幕から5月24日までは、24勝22敗で勝率.522。一方、橋上監督代行は、実力差があるパ・リーグを相手にする交流戦を挟みながらも、43勝33敗2分、勝率.566で、阿部前監督の成績を上回っている。しかも戸郷や大勢などの主力を怪我で欠いている状況の中で、若手を積極的に起用し、そこに丸や坂本のベテランを融合しながら、やりくりしてきた。機動力を使う戦略的なセンスや、不振のキャベッジを2軍落ちさせるなどの決断力も評価されていい。独立リーグや2軍だけのチームとして参入したオイシックスで監督を務めるなど、その経験と指導力は、評価されて然るべきだが広岡氏の見方は厳しい。
 橋上監督代行は、故・野村克也氏のもとで、ヤクルト、阪神でプレーし、楽天時代はコーチも務めた。巨人の長年のライバルだったノムさんの薫陶を受けていることが気に入らない。そもそも広岡氏は野村ID野球への嫌悪感がある。
「巨人軍には、伝統、歴史、プライドがあり、その重みは巨人でプレーしたものでなければわからないものだ。巨人軍の選手とは、いったい何であるか。それはヨソからきた人間には教えることができない。だから次の監督は、生え抜き監督を据えるべきだ」
 そう訴える広岡氏は具体的な候補者の名前をあげた。

 

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