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左アキレス腱断裂で長期離脱していた阪神の石井大智が横浜DeNA戦で復帰登板を果たす(資料写真・黒田史夫)
左アキレス腱断裂で長期離脱していた阪神の石井大智が横浜DeNA戦で復帰登板を果たす(資料写真・黒田史夫)

「球威はまだ80%。今無理をさせる必要はない」アキレス腱断裂から復帰した阪神の石井大智が甲子園の大歓声をバックに152㎞マークの1回無失点も専門家からは慎重論

 左アキレス腱の断裂で長期離脱していた阪神の石井大智(29)が5日、甲子園での横浜DeNA戦で今季初めてマウンドに立った。1点ビハインドの8回に登板し、最速152キロをマーク。四球と被安打で2人の走者を出すも無失点に抑えて、継続中だった50試合連続無失点記録を51試合に更新した。なお試合は森下翔太(26)に32号ソロが飛び出したものの2-3で敗れた。

 宮崎を裏をかいた高めのスライダーで見逃し三振

 甲子園に地鳴りがした。
 2-3で迎えた8回。お馴染みの登場曲「HIGH FIVE」が流れ、リリーフカーに乗った石井の姿が見えると大歓声が起き「おかえり」「連覇へのラストピース」「勝ちマッスル」などのボードが揺れる。
「ピッチャー石井、背番号69」のアナウンスが流れると「頑張れ、頑張れ石井」の大コールが沸き起こった。
 2月11日の沖縄キャンプの紅白戦で本塁カバーに走った際に左足アキレス腱を断裂して長期リハビリに入っていた石井が、今季初めてマウンドに立った。
 先頭の牧への初球はアウトハイに投じた151キロのストレートだった。牧を3球で追い込むも8球粘られて四球を与えた。最後の外角ストレートは152キロを計測していた。続く筒香はタイミングを外したシンカーで三塁フライに打ち取るも、初対戦となる4番のエンカーナシオンにはボールが2つ先行してストライクを取りにいったスライダーをセンター前へ弾き返された。一死一、二塁とピンチを背負うことになったが、ここからが、昨季の優勝を支えた剛腕の真骨頂だった。
 宮崎をフルカウントから裏をかいた高めのスライダーで見逃しの三振。さらに蝦名は、アウトハイに投じた150キロのストレートでセンターフライに打ち取った。
 石井はベンチ前で迎えるチームメイトに苦笑いを浮かべて、何度もうなずいた。
 甲子園の登板は、昨年10月30日のソフトバンクとの日本シリーズ第5戦以来。この時は柳田に同点2ランを浴びている。またレギュラーシーズンでは9月28日の中日戦以来、実に342日ぶりの復帰登板となった。
 デイリースポーツなどスポーツ各紙の報道によると石井は「無事に健康に帰ってこられたのが一番良かった。凄い歓声をいただいて本当に力になった。なんとか無失点で帰ってこられて良かった」と復帰登板を振り返った。

 

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