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岡田監督を驚かせた6つの出来事とは?(写真・黒田史夫)
岡田監督を驚かせた6つの出来事とは?(写真・黒田史夫)

阪神の岡田監督を「凄いと思ったわ」と脱帽させた紅白戦での6つの出来事

 阪神の1、2軍合同紅白戦が12日、沖縄宜野座キャンプで行われ、ローテーション入りが期待される才木浩人(24)と西純矢(21)の2人が150キロ台のストレートを連発するなど、好仕上がりの姿を見せたが、辛口の岡田彰布監督(65)を「凄いと思うわ」と脱帽させた収穫が6つあった。一方で軽打でタイムリーを放った井上広大(21)には苦言を呈するなどしたが、“アレ”に向けて順調すぎるほど順調に阪神のキャンプは進んでいる。

 1番から5番までの開幕想定オーダーが西純から先制

 

才木、西純という2人の期待の若手を紅白戦の先発に指名した岡田監督は3イニングをノーヒットで終わると予想していた。ブルペンでの「凄い球」を見てきた岡田監督にしてみれば、投手の調整が先行するのが常識のキャンプ序盤では、投高打低の内容になって当然だと考えていたのである。だが、いざ蓋を空けると、想像とは違っていた。
「野手も相当手こずると思ったけどね。野手もある程度対応したのには、ちょっとビックリした。速いストレートとフォークにしても、(試合から)何か月も空いているなかで、見極めたり、ファウルで逃げたりしていた。凄いと思ったわ。みんな自然に真っすぐ狙いで、ああいう形で見送ったり、バットが出たりするわけやろ」
 岡田監督を驚かせたのは、最速157キロをマークした才木、最速154キロでクイックなど打者のタイミングを外すように投球フォームに変化をつけながらテンポよく投げた西純から得点を奪った打者陣の仕上がり状態である。
 西純の立ち上がりを攻略したのは、1番・近本、2番・中野、3番・ノイジー、4番・大山、5番・佐藤という5番まで開幕想定オーダーを並べた白組だった。打順はコーチ任せで今朝知ったという岡田監督は「ビックリした。西が不利よ。もうちょっと均等にやらんと」と思ったというが、その開幕想定オーダーは、ほぼ理想的な形で先取点を奪ってみせた。
 近本がライト前ヒットで出塁。昨季の盗塁王は、続く中野3球目に盗塁を決めた。今季は選手がいけるときはいつでも走っていいという「グリーンライト」撤廃を決めているが、紅白戦での「サイン縛りはなし」。打つ方に関しても同じだ。続く中野は、投ゴロに終わり、近本を三塁へ進められなかったが、引っ張っての進塁打を意識した形跡が見えた。
「引っ張りに行こうとして。クイックで速いボールだったので遅れたんやろな」と岡田監督。
 続くノイジーは三振に倒れたが、秋季キャンプから4番指名されている大山はスライダーに反応してレフト前へタイムリーヒットを放った。
 一方の紅組は、2回一死から原口が154キロを計測した才木の初球のストレートをレフトスタンドへ叩き込んだ。岡田監督は「1、2、3でいきよったが、なかなか1、2、3でも打てんよ。才木もショックやったんかな。外野へ大きいあたりばっかり打たれて」と、その一撃に関心した。
 2回にはスペシャリスト枠での1軍起用が有力の熊谷が1-2と追い込まれたカウントで西純のフォークに手を出さなかった。
 得点力アップが課題の打線において、個々のスキルアップと仕上がりの早さが岡田監督を驚かせたわけである。

 

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