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アスレチックスの藤浪晋太郎がOP戦2度目の登板を3回1失点にまとめて初勝利。指揮官や捕手は進歩した制球力を称えた(写真は資料:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
アスレチックスの藤浪晋太郎がOP戦2度目の登板を3回1失点にまとめて初勝利。指揮官や捕手は進歩した制球力を称えた(写真は資料:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

米メディアは3回1失点で“初勝利”した藤浪晋太郎の52球中32球のストライクを評価…アスレチックス監督は「フジは良かった。投球を統制できていた」と称賛

 アスレチックスの藤浪晋太郎(28)が7日(日本時間8日)、アリゾナのスコッツデールで行われたダイヤモンドバックスとのオープン戦に先発登板し3イニングを投げて1安打3奪三振2四球1失点の内容で勝利投手となった。米メディアは、「闘争心の炎を見えた」「統制が取れていた」などと称賛。開幕ローテー入りへまた一歩前進した。

 1、2回と先頭打者を出すも大崩れせず

 

 “フジ”が進歩した姿を披露した。
 立ち上がりに先頭のキャロルに四球を与えるも、続くルイスを空振りの三振に斬ってとるなど、まったく動じない。2回も、再び先頭を歩かせて、二死三塁から自らのワイルドピッチで失点したが、大崩れすることなく3回は三者凡退。最速は97.5マイル(約157キロ)をマークし、52球でマウンドを降りたが、チームが勝利したためオープン戦とはいえ“メジャー初白星”を手にすることになった。米メディアも、先月28日にエンゼルスの大谷翔平と投げ合って以来となる藤浪の2度目の登板内容を評価した。
 サンノゼ・マーキュリーニュースは、「アスレチックスの若手有望株がキャンプ序盤で大きなインパクトを残す」という若手選手の活躍にフォーカスした記事の中で、藤浪の登板についても「藤浪に切れ味」との小見出しを入れて紹介。「アスレチックスのローテーションに入って開幕を迎えそうな日本からのフリーエージェント選手、藤浪がこの春2度目の登板でダイヤモンドバックスを3回1安打1失点に抑えた。この右腕は、52球を投げて、そのうち32球がストライクだった。前回のエンゼルス相手のオープン戦のデビューでは2回の無失点投球で3奪三振、3四球だった」と伝えた。
 サンフランシスコ・クロニクル紙も、アスレチックスの記事の中で藤浪の登板について触れ、「藤浪が2度目の登板で良くなった制球を披露し、ダイヤモンドバックス相手に3回で1安打2四球だった。スプリッターの制球はあまり良くなかったが、3三振を奪った」などと評価した。
 アスレチックの捕手や監督のコメントを拾って大きく取り扱ったのはMLBの公式サイトだ。

 

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