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  • 名勝負必至のバチバチ火花が面白い…11.1さいたまSAで拳四朗vs京口紘人の統一戦が決定…3本のLフライ級世界ベルトが集結
WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(左)とWBA世界同級スーパー王者の京口紘人(右)の統一戦が決定。11月1日にさいたまスーパーアリーナのリングで拳を交える
WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(左)とWBA世界同級スーパー王者の京口紘人(右)の統一戦が決定。11月1日にさいたまスーパーアリーナのリングで拳を交える

名勝負必至のバチバチ火花が面白い…11.1さいたまSAで拳四朗vs京口紘人の統一戦が決定…3本のLフライ級世界ベルトが集結

 その後、2人はプロデビュー。先に拳四朗が2017年5月にWBC世界ライトフライ級王者となり、2か月後に京口がIBF世界ミニマム級王者になった。

 当時は階級が違ったが、京口が2018年大晦日に2階級制覇に成功して、同じ階級の王者となってから、2人の統一戦の気運が盛り上がり、公開スパーという形でも、2017年4月、2018年12月と、2度、拳を交えている。

「アマ時代に負けている因縁はある」という京口は、ずっと対戦コールを送ってきた。

 だが、当時、拳四朗の目標は、元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏が持つ13回連続防衛記録の更新で統一戦は眼中になかった。V7戦となる2019年12月にIBF世界同級王者のフェリックス・アルバラード(ニカラグア)と統一戦が決まったことがあったが、相手の体調不良で流れた。

 しかし、昨年9月に矢吹正道にTKOで敗れて連続防衛記録が8で途切れたことで「統一戦しかなくなった」と方向転換。統一戦を口に出すようになったが、それが京口は気に食わない。

「彼が防衛を続けていたときに、やりたいと言っていたが、防衛回数でかわされていた。それが負けてから統一戦、統一戦。手のひらを返していると思った」

 今回の統一戦を受けた理由も「一番大きいのはファイトマネー。選手なのでそこは求めるところ。今までで一番大きい金額、ありがたい」とシビアに言い、ボクシングを始めたきっかけとなった当時通っていた大阪帝拳ジムの先輩である元WBC世界バンタム級王者、辰吉丈一郎氏が持っていた「緑のベルトへの憧れはある」と続けた。

 この戦いの先に見据えるビジョンにも違いがあった。

 今回はダブルメインカードとして、名門帝拳のホープ岩田が、WBOの同級タイトルに挑戦。ライトフライ級の4団体のうち3つのベルトがさいたまスーパーアリーナに集まる。

 拳四朗は、「今回2つのベルトをまとめてあと2つをいずれ集めたい」と明確に目標を4団体統一に定めた。減量が厳しくフライ級への転級をしばしば口にしてきたが、4団体統一への道筋が見えれば、この階級に留まる覚悟だ。  だが、京口は、3つ目、4つ目のベルトに関心を示さなかった。

「4団体統一は、最優先の目標ではない、こだわらない。それをしないとならないと思っちゃうといろいろと空回りする。目の前の統一戦をクリアすれば、いろいろと景色が見えてくる。上の階級も視野には入れている」

 2人のスタンスも違うのだ。

 それでも互いにリスペクトはある。

「トータルでボクシングも一級品。前の手のリードジャブも、この階級を通して一番。負けのキャリアが人間的にも彼を強くした」と京口が称えれば、拳四朗も「京口が最強か?と聞かれれば、わからないが、ただ強い選手ではある。接近戦でも打ち合いがうまい選手」と評した。

 

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