「監督の責任は重い。球宴休みが休養のタイミングかも」中日が日ハムにサヨナラ負けで両リーグ最速借金「20」…球界大御所が辛口見解…ほぼ同じペースで負けた1995年は高木守道氏が途中休養
中日が13日、エスコンフィールドでの日ハム戦で3-4でサヨナラ負けを喫して3連敗、借金は両リーグ最速で「20」の大台に乗った。2点を追う9回に鵜飼航丞(27)の同点タイムリーで追いつくもその裏一死から5番手の草加勝(24)が水野達稀(25)にサヨナラ3号を浴びた。巨人OBでヤクルト、西武で監督と務めた広岡達朗氏(94)は「監督の責任は重い。もう球宴休みが休養のタイミングかもしれない」と辛口の見解を明かした。63試合目以内の借金「20」は1995年以来、31年ぶりの屈辱でその年は6月に高木守道監督が休養している。
サヨナラ被弾の草加はショックで立ち上がれず
これが勢いの差なのか、あるいはセパの格差なのか。
意地で3-3の同点に追いついた9回裏に井上監督は3年目のドラフト1位の草加をマウンドに送った。4試合で防御率0.00。中日スポーツなどスポーツ各紙の報道によると、井上監督は試合後に「無駄な四球の心配がない。球種もそれなりに投げられるということで最近自信をもっていた。そこに賭けた」と起用理由を説明している。
1番からの好打順だったが、先頭は水谷から守備固めの細川に代わっていた。だが、いきなりボール3。やはりこの場面は重荷だったのか。
それでも粘ってレフトフライに打ち取った。だが、続く水野への2球目のスライダーが甘く高めに入った。この日、3回に先制の三塁打、7回にも好走塁で単打を二塁打にするなど乗りに乗っている水野に失投を捉えられ、その打球は、痛恨のサヨナラ3号となって右中間スタンドへ吸い込まれた。
草加はマウンド上で膝をつき立ち上がれない。石川昂弥が駆け寄り、体を支えてベンチまでサポートしたが、ベンチでも下を向き涙ぐんだまましばらくその場を動けなかった。
井上監督は「起用して“しまった”ということはない」と草加起用を後悔することはなかった。
SNSでは、1番から始まり、レイエスまで回る打順でストッパーの松山を温存したことへの批判がある。ただ先攻めのチームが延長戦も考えられる展開で松山をここで起用するのはセオリーに反する。試合の流れをどう見るかの議論はあるだろうが批判される采配ではない。
意地は見せた。
2点を追う9回に日ハムの新守護神の柳川から板山のヒットと6番に打順変更となった細川が選んだ四球で二死一、三塁のチャンスを作った。井上監督は、3人目の捕手を投入せざるをえなくなるが、途中出場の石伊に代えて、代打の切り札である阿部をコールした。
阿部は四球でつなぎ、鵜飼が追い込まれながらも、変化球に食らいつき、ライト前へ同点の2点タイムリーを弾き返した。さらに代わった堀から岡林が四球を選び、満塁とするも途中出場の高橋周平が三振に倒れた。ここで一気に追い越せなかったのが中日の弱さなのだろう。
これで3連敗、5カード連続の負け越しとなり、前日の両リーグ最速の40敗に続き、ついに借金が20の大台に乗ってしまった。

