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新生岡田阪神で2軍の異色ポストが用意された藤川球児氏。入閣が期待される(資料写真・黒田史夫)
新生岡田阪神で2軍の異色ポストが用意された藤川球児氏。入閣が期待される(資料写真・黒田史夫)

新生岡田阪神の”組閣”全容判明…残るは今岡氏と藤川氏の返答待ち

 2005年に打点王を獲得して優勝に貢献した今岡氏には1軍打撃コーチを要請した。引退後は、阪神2軍野手総合コーチ、ロッテ2軍監督、ロッテ1軍ヘッドなどを経験しており、岡田氏は、その卓越した打撃理論と、他人の飯を食ってきた経験と指導力を評価。シーズン後半には4番から6番に降格するなど壁にぶちあたっている来季3年目の佐藤と、もう一皮が剥けない大山の2人の再生を今岡氏に託したい意向だが、9月上旬の講演会を中止しなければならないほど、現在は健康面に不安があり、体調の回復を待っている状況だという。

 また2軍のチーフ格(助監督)のポジションを用意している球団SAの藤川氏も返答待ちの状況。的を射た“火の球“解説と、その奥深いピッチング理論とキャラクターが人気で、テレビなどに引っ張りだこで、現場復帰への環境を整理するのには、まだ時間がかかるのかもしれない。2人はともに新生岡田阪神では重要なポジションを任され、しかも、岡田氏には、18年ぶりの優勝だけでなく、次期監督候補を内部で育て、何年後かには、スムーズにバトンタッチを果たすというもうひとつのミッションがある。同じく次期監督候補であるOBの鳥谷敬氏(41)の入閣が、今回は見送りとなっているだけに、なおのこと今岡氏、藤川氏の入閣への期待が大きい。2人がどんな決断を下すのかに注目が集まる。

(文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)

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