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ドイツ戦の出場が懸念されていた日本代表の守田(右)と遠藤(左)のボランチコンビが揃った
ドイツ戦の出場が懸念されていた日本代表の守田(右)と遠藤(左)のボランチコンビが揃った

明日ドイツ戦!守田と遠藤の森保J“中核”ボランチコンビが間に合った…「ここにいるということはW杯に出られる状況にあるということ」

  ドイツ代表とのカタールW杯グループステージ初戦を2日後に控える日本代表が21日、ドーハ市内の活動拠点で練習を行った。メディアに公開された冒頭約25分間では、左ふくらはぎの違和感で別メニュー調整を続けていた守田英正(27、スポルティング)が合流。脳振とうの復帰プロトコルの過程にあった遠藤航(29、シュツットガルト)も全メニューを消化していると明言するなど、大一番を前にしてダブルボランチを含めた26人全員が初めて勢ぞろいした。

 「メンバーが揃ったのはポジティブだ」

 カタールW杯へ招集された、26人の日本代表がようやく勢ぞろいした。
 カタール時間の21日16時(日本時間同22時)から行われた練習。活動拠点としているカタールの強豪アル・サッドのクラブハウスから、黄色いトレーニングウェア姿でピッチへ出てきた23人のフィールドプレーヤーのなかに、青いスパイクを履いた守田も含まれていた。
 全員でのランニングに続いて、ボールを使ったフィジカルメニューや強度をやや高めたボール回しなど、メディアに公開された約25分間に実施されたトレーニングを精力的に消化。ボール回しでは大声を張り上げるDF長友佑都(36、FC東京)に誘われるように笑顔も弾けさせた。
 今シーズンからポルトガルの名門スポルティングへ加入した守田は、13日に行われたファマリカンとのリーグ戦に先発フル出場。翌14日夜にカタールの首都ドーハに入ったが、この段階から古傷でもある左ふくらはぎの違和感を訴え、15日から別メニュー調整を続けていた。
 15日の練習後に取材対応した守田は、患部に関して慎重な言い回しに終始していた。
「痛みほどではないけど違和感がある。以前に何回かやった箇所で、ちょっと固さが残っている感じなので大事を取りました。チームと話して、それ(判断)に身を委ねます」
 話し合いで出された判断は、17日にUAE(アラブ首長国連邦)で行われたカナダ代表との国際親善試合の出場回避。脳振とうの復帰プロトコルの過程にあった遠藤とともにドーハ市内の練習拠点に残り、早期復帰へ向けて別メニューでの調整を続けていた。
 もっとも、順調に復帰プロトコルを踏んだ遠藤は21日の練習後に、ドイツ戦へ向けて再始動した19日からフルメニューを消化していると明かした。発熱のため当初のスケジュールを変更し、17日にカタール入りしたMF三笘薫(25、ブライトン)も19日から全体練習に合流した。
 ただ一人、守田のペースだけが上がらなかった。室内でのマシントレーニングが多く、ピッチに出たとしてもジョギングやボールの感触を確かめる程度。早期復帰に黄信号が灯りかけていたなかで、ドイツ戦を2日後に控えた段階でようやく全体練習に加わった。
 この日は守田の取材対応は予定されていなかった。ともに状態が万全ならば、守田とのコンビでダブルボランチのファーストチョイスを形成する遠藤は、相棒の復帰を独特の表現で喜んだ。
「ここにいるということは、W杯に出られる状況にあるということ。メンバー全員がそろったのはチームにとってもちろんポジティブだし、みんなそれぞれしっかりと準備をしていけばいい」

 

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