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ドイツ戦の出場が懸念されていた日本代表の守田(右)と遠藤(左)のボランチコンビが揃った
ドイツ戦の出場が懸念されていた日本代表の守田(右)と遠藤(左)のボランチコンビが揃った

明日ドイツ戦!守田と遠藤の森保J“中核”ボランチコンビが間に合った…「ここにいるということはW杯に出られる状況にあるということ」

 カナダ戦の後半途中からは、ベンチスタートだった鎌田がボランチとしてピッチへ送り出された。フランクフルトではボランチでプレーしているものの、トップ下を主戦場とする森保ジャパンではほぼ初体験のポジション。遠藤や守田の回復過程をにらみながら、最悪の場合に備えて、リスクマネジメント的な意味合いが濃かった鎌田のボランチ起用だったといっていい。
 もちろん鎌田を含めたカナダ戦の選手起用も、ドイツを惑わすのにひと役買う。実際、19日の練習後に記者会見に臨んだドイツのキャプテン、GKマヌエル・ノイアー(36、バイエルン・ミュンヘン)は鎌田に対して「フォワードの後ろでも、深い位置でも」と言及している。
 フォワードの後ろはトップ下を、深い位置とはボランチをそれぞれ指す。グループステージ初戦でどのポジションでプレーしてくるかが、絞り切れていない証といっていい。
 そこへ遠藤と守田、三笘、冨安と動向が読めない選手たちがさらに加わる。日本は19日の練習から冒頭以外をすべて非公開にしているので、日本のメディアなどを介して情報もいっさい伝わってこない。疑心暗鬼になりかねない状況で、日本がやるべきプレーは逆にはっきりしている。
 2部時代を含めて、シュツットガルトでプレーして4シーズン目を迎え、ブンデスリーガに所属するドイツ代表勢の特徴を知り尽くしている遠藤が言う。
「自分たちとしては、ドイツに対してチャレンジしていく、というメンタリティーを出していくだけ。やることはすごくシンプルなので、逆に相手の方が嫌がるんじゃないかと思います」
 決戦前日となる今日22日は、森保監督とキャプテンのDF吉田麻也(34、シャルケ04)が公式会見に出席。チームはドイツ戦のキックオフ時間に合わせて、16時からアル・サッドの練習施設で最終調整を行う。もちろん冒頭以外は非公開として一体感と集中力、そして闘志を高めていく。
(文責・藤江直人/スポーツライター)

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