激震!日本の次戦相手チュニジアのラムシ監督がスウェーデン戦の1-5惨敗で電撃解任…「戦術的限界、運営や規律、ロッカー内雰囲気も関係」…開幕前の前代未聞の事件も影響か
サッカーのW杯北中米大会のグループF第2戦(日本時間21日、メキシコ・モンテレイ)で日本代表と対戦するチュニジア代表のサブリ・ラムシ監督(54、フランス)が電撃解任されたと15日(同16日)に複数の海外メディアが報じた。前日のグループF初戦でスウェーデン代表に1-5で惨敗した責任を取らされたもの。後任には元監督で、テクニカルディレクターとして今大会に帯同中のモンドヘール・ケビエル氏が暫定で就任。アフリカ予選10試合を無敗&無失点で勝ち抜き、愛称「カルタゴの鷲」で知られるチュニジアが大きく揺れている。
テクニカルディレクターを務めるモンドヘール・ケビエル氏が暫定監督に
森保ジャパンが次戦で対峙するチュニジアが激震に見舞われた。
メキシコ北部のエスタディオ・モンテレイで14日(日本時間15日)に行われた、スウェーデンとのグループF初戦で1-5の惨敗を喫してから数時間後。チームが宿泊しているモンテレイ市内のホテルで緊急開催された、チュニジアサッカー連盟(FTF)の幹部会合でラムシ監督の電撃解任が全会一致で決まった。
チュニジアのラジオ局『mosaique fm』が最初に報じたニュースを、英国やフランス、スペインなど複数の海外メディアが引用する形で一斉に報じた。
「今年1月に就任したばかりのラムシ監督は失望の連鎖にさらされ続け、わずか5カ月という短命で職を解かれた。チュニジア系フランス人の指揮官が率いたチュニジア代表チームは3月のハイチとの初陣こそ1-0で勝利したものの、その後はカナダとのスコアレスドローを経て、今月に入ってからはオーストリアに0-1、ベルギーには0-5の散々たるスコアで連敗。そして大会初戦でスウェーデンに喫した惨敗をもって幕を閉じた。直近の数週間は大会準備期間中のチームマネジメントが批判の対象となっていて、スウェーデン戦での誤った戦術の選択が引き金になった」
開幕前の低空飛行に批判が集中する中で、FTFがラストチャンスの意味合いを込めて迎えたスウェーデン戦。前半7分にMFヤシン・アヤリ(ブライトン)、30分にはFWアレクサンダー・イサク(リバプール)に立て続けにゴールを許す。
前半終了間際にDFオマル・レキク(マリボル)が1点を返したものの、エンドが変わった後半には14分、39分、アディショナルタイムの51分となす術なく失点を重ねた。アフリカ予選グループHの10試合を9勝1分けの無敗、さらに無失点で突破した堅守の面影すら見えない惨敗を、チュニジアメディアの『Le Quotidion』は「ラムシが掲げたサッカーは、すべてにおいて大失敗に終わった」と糾弾した。
「何がうまくいかなかったのか。ひとつの答えを見つけるのが難しいほど、すべてのレベルで完全に劣っていた。経験の浅いゴールキーパー。相手の攻撃に震えるだけの5人の守備陣。守備に参加しようとしない3人の中盤。そして、チームでナンバーワンのストライカーがベンチにいたためにほとんど存在感を示せなかった2人の攻撃陣。ラムシの起用はすべての面で疑わしく、先のベルギー戦で喫した大敗が何も生かされていなかった。スウェーデンが起こした竜巻で翼をもがれ、爪も折られた『カルタゴの鷲』は、技術的だけでなく戦術的にも限界を物語る屈辱的な惨敗を喫した」

