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最下位からの逆襲に燃える中日の立浪監督(写真・黒田史夫)
最下位からの逆襲に燃える中日の立浪監督(写真・黒田史夫)

【独占激白】中日の立浪監督が語る衝撃トレードの真相…「批判は覚悟。オフに変えなければならないところはすべて変えた」

 最下位からの逆襲を狙う中日の沖縄北谷キャンプは第2クールへ突入。就任2年目の立浪和義監督(53)が10日までにRONSPOの独占インタビューに答え、オフに断行した大型トレードの真相、そして今季にかける決意などを熱く語った。3回に分けてお伝えする。

 「負けるとネットで色々言われる世界だが腹をくくって」

 

 ミスタードラゴンズと呼ばれた指揮官のキャンプは忙しい。
 練習の合間を縫いながら、陣中見舞いに訪れているゲストや球界関係者、評論家への対応や取材をこなす。
 「練習を見ながらでいいですか」
 インタビューは沖縄北谷のAgreスタジアムの三塁ベンチで行われた。

――補強もないまま戦い、最下位に終わった監督就任1年目は、我慢のシーズンに見えました。
「打てないチームが、打てない、打てないと言われ、実際に打てなかった。10年でAクラスに1回しか入っていないチームです。勝てない原因をたくさん感じた。でもレギュラーを取る可能性のある選手を使おうと決めてスタートして、それ自体はできたんですが、野球って勝たないといけない」
 “切り札“として12年ぶりに古巣に復帰し監督に就任した立浪監督は、66勝75敗2分けで6年ぶりの最下位の屈辱を味わった。チーム得点、本塁打、得点圏打率は、すべてリーグワースト。とにかく点が取れなかった。大野雄大(34)、柳裕也(28)、小笠原慎之介(25)の3本柱に加えて、2年目の高橋宏斗(20)にチャンスを与え、クローザーのライデル・マルティネス(26)、セットアッパーのジャリエル・ロドリゲス(25)のキューバコンビを揃える勝利方程式を確立。救援防御率は阪神の2.39に次ぐリーグ2位の2.93で、チーム防御率は3.28だったが、1試合平均得点が2.9点では勝てるはずがない。
 一方で3年目の岡林勇希(20)に最多安打タイトルを取らせ、8月からはショートで19歳の龍空(土田龍空、20)を起用するなどの“種”をまいた。
「ここ数年の間の監督は、2年契約、3年契約なので、どうしても『勝ちたい』『結果を出さねばならない』という野球になり、思った通りにできなかったと思うんです。でも誰かが思い切ったことをやらないとチームは変わらない。今はネット社会。負けるといろんなことを言われる世界だけど、我慢というよりも腹をくくってやりました。でも1年戦って最下位です。だからオフに変えなければならないところはすべて変えた。今年が勝負だと思っています」
 8年間監督を務め4度のリーグ優勝(日本一1度)を成し遂げた落合博満氏が2011年を最後に退任すると、故・高木守道氏が2年、谷繁元信氏が2年と8月で途中解任、森繁和氏が2年、与田剛氏が3年で、今回立浪監督がバトンを受けた。結果が伴わなかったこともあるが、いずれも短期政権。与田氏は投手陣整備の土台は作ったが、落合政権時代のドラフト戦略の失敗がジワジワと響き、勝負優先で、野手に関しては世代交代が進まず、主力の育成もできなかった。だが、立浪監督は、そこに本気で取り組んできた。
 オフの球界に衝撃を与えたのが、楽天の涌井秀章(36)と阿部寿樹(33)、横浜DeNAの砂田毅樹(27)と京田陽太(28)の2つの交換トレードだった。強化ポイントは打線で、唯一の得点源と言っていいほどの勝負強さを持っていた阿部を放出して、36歳のベテラン投手の涌井を獲得したことには、SNSでドラファンが騒いだ。
「中日大丈夫か?」のワードがトレンド入りしたほど。
 続いて横浜スタジアムでの試合中に名古屋へ強制送還して、物議を醸した京田と左腕の砂田とのトレードを成立させた。
 なぜ立浪監督は、このトレードを決断したのか。

 

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