「卑劣な女性だ。決して許さない」エムバペがパラグアイ上院議員による「野蛮人」「チンパンジー」など人種差別的発言にSNSで反撃…仏サッカー連盟は法的措置を取る
フランスのエースFWキリアン・エムバペ(27)が怒りの声をあげた。フランスは決勝トーナメント2回戦でパラグアイを1-0で下したが、試合後にパラグアイの上院議員であるセレステ・アマリージャ氏(61)がSNSでPKを決めたエムバペを「野蛮人」「チンパンジー」などの人種差別用語を使って攻撃していた。エムバペはSNSで反撃。フランスサッカー協会は法的措置を取った。フランスは9日(日本時間10日)の準々決勝でモロッコと対戦する。
フランスのスポーツ大臣も「強い憤り」
大荒れになったフランス対パラグアイ戦の波紋はまだ続いていた。パラグアイが危険なチャージや、肘打ち、スポーツマンシップに反する数々の行為を仕掛けてきたため、途中乱闘寸前にまでなった試合は、エースのエムバペが後半25分に決めたPKの1点を守ってフランスが勝った。エムペバはこれで今大会7ゴール目。アルゼンチンのメッシに並び大会得点王のトップに躍り出ていた。
度重なるパラグアイの危険なファウルにも、なぜか主審はイエローカードを選手には1枚も出さず、しかも試合後にGKの握手を無視したエムバペは背中にボールをぶつけられた。むしろ怒りたかったのはフランスの方だったに違いないが、試合後に敗れたパラグアイの上院議員であるアマリージャ女史がSNSにとんでもない人種差別的な投稿を行った。
ブラジルメディア「ge」によると「この野蛮人は文字を書くことすら覚えなかった。母乳の代わりにココナツを吸って育ち彼が耳にした中で最も知的なものはチンパンジーの鳴き声だった」と投稿し、こう続けた。
「フランス人を装って強がる植民地化されたカメルーン人。劣等感の塊で、成金で傲慢で醜い男だ。試合中ずっとチーム全員と同じように神経質になり恐怖に震えていた。1点も取れず運だけで勝った(※PK以外で点を取らなかった意味か)。私たちの多くがアルビロハ(パラグアイ代表)に唯一求めているのは、試合終了後に彼を平手打ちしなかったことだけだ。もっとも、私はサッカー好きですらないけれど」
エムバペの名前こそ出さなかったが、エムバペの父親はカメルーン出身。PKを決められたエムバペを示唆する許されない人種差別的な攻撃だった。
さすがに黙認するわけにはいかない。
フランスメディア「レキップ」によると、エムバペは、SNSで2023年からこの職にあるアマリージャ議員にこう反論した。、
「あなたは卑劣でその職に就く資格のない女性だ。あなたはパラグアイを代表する存在ではない。この国は大会を通じて情熱と名誉を示してきた。そのあなたの無知と隠そうともしない人種差別のせいで、世界中の人々は、このワールドカップであなた方の選手たちが成し遂げた歴史的な戦いと努力を忘れ、代わりに、自国に最悪のイメージを与える無能な女性の姿だけを見ることになってしまった。私はこのような人間が世界中で憎悪や人種差別を広める自由を持つことを決して許さない」
アマリージャ議員は、真正急進自由党(PLRA)所属の議員で、法律に詳しい弁護士でもあるというから、なおさら驚きだ。

