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2013年のWBC準決勝で日本は井端氏と内川宇Jの重盗失敗が響きプエルトリコに敗れてV3を達成できなかった(写真・アフロ)
2013年のWBC準決勝で日本は井端氏と内川宇Jの重盗失敗が響きプエルトリコに敗れてV3を達成できなかった(写真・アフロ)

WBC準決勝で思い出す10年前「悪夢の重盗失敗」…元戦略コーチが語る真実とメキシコ戦に向けての教訓

そしてこう続ける。
「今回の侍ジャパンは源田、周東、中野、牧原と機動力を使える選手を揃えてはいるが、基本的には、スモールベースボールではなく、メジャーにパワーで対抗しようというメンバーとなっている。WBCの審判は投手の静止を正確に取らないし、ボークの基準も曖昧なので大会を重ねるごとにススモールベースボールが通用しない状況になりつつある。メジャーでMVPを獲得した大谷という選手が出てきて、日本が、そういう野球を脱却してメジャーにも力対力で対抗しようとするメンバーを栗山監督が選んで挑んでいるのは、ある意味、正解だろう。投手で言えば球威も含めて十分に対抗できると思う。問題は、打撃陣。大谷以外は、まだまだ差がある。トータルでどこまでやれるか。あの10年前の重盗失敗から時代の変化を象徴するような試合を見せて欲しい」
 橋上氏は、決戦の地の侍ジャパンに、そうエールを送った。
(文責・RONSPO編集部)

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