• HOME
  • 記事
  • サッカー
  • 「日本人の出場しないCLは視察するのにまたセルティックは見に来ない」地元メディアが欧州視察中の森保監督が古橋、旗手を無視する行動に怒りと皮肉?!
得点王&MVPのセルティック古橋亨梧が4年契約でチームに残留が決まった(写真:ロイター/アフロ)
得点王&MVPのセルティック古橋亨梧が4年契約でチームに残留が決まった(写真:ロイター/アフロ)

「日本人の出場しないCLは視察するのにまたセルティックは見に来ない」地元メディアが欧州視察中の森保監督が古橋、旗手を無視する行動に怒りと皮肉?!

 同メディアは日本国内の報道を引用する形で、ヨーロッパにおける森保監督の行程を詳しく伝えている。その上で皮肉に批判も加えて次のように伝えた。
「非常に残念なことに、両チームに日本人選手が一人も所属していないにもかかわらず、森保監督はチャンピオンズリーグの試合の方が気になるようだ。もちろん今後にスコットランドを訪れる可能性は残されているものの、日本の記事にはセルティックについての記述はいっさいない。才能を持った選手が数多くいるというのに、何とも不思議なことではないか」
 森保監督はスイスから、日本サッカー協会(JFA)がヨーロッパオフィスを置くドイツ・デュッセルドルフにいったん戻った。今後は久保建英が所属するレアル・ソシエダが、ホームにレアル・マドリードを迎える5月2日の大一番を視察するとも明かしている。
 セルティックの本拠地グラスゴーに本社を置く『Daily Record』は、森保監督がスペイン入りする行程も伝えた上で、タイトルに「日本代表監督をあらためてセルティックへお誘いしたい」と打った、こちらも皮肉をたっぷり込めた記事を掲載している。
「古橋享梧と旗手怜央を選外とした理由に関して、スコットランドリーグの質も一因になったと発言し、われわれの眉をひそめさせた森保監督はまたもやセルティックのスター選手を見逃がそうとしている。森保監督がヨーロッパ入りしてから、セルティックはアウェイでキルマーノック、ホームでマザーウェルと戦ったが、日本のメディアでは視察した試合として触れられていない。セルティックの次の試合は宿敵レンジャーズと対峙するスコティッシュカップ準決勝だ。舞台となるハムデン・パークには、計り知れないほどのプレッシャーが充満するだろう」
 レンジャーズとの準決勝は30日。リーグ戦で独走し、連覇をほぼ確実にしているセルティックが、さらなるタイトル獲得へ向けて宿敵と対峙する激戦必至の大一番を実際に見て、リーグのレベルに言及した一件を森保監督自身に確認してほしいと記事は訴えている。
 3月シリーズのメンバーを発表した会見をあらためて振り返れば、リーグのレベルうんぬんに関しては、決してスコットランドだけに限定した発言ではなかった。しかし、あまりにもネガティブな響きを伴っていたがゆえに、失言として独り歩きした感がある。
 実際にポステコグルー監督が森保監督との会談を希望している、と伝える記事もあった。森保監督は渡欧前に「ケンカ腰というよりも、もしセルティックに来るのであればウェルカム、というニュアンスの記事だった」と説明。確執は存在しないと強調している。
 しかし、FW前田大然はカタール大会から継続して招集している。特に3月シリーズでは、代表へ合流する直前に左ひざを痛めた状況を把握しながらあえてメンバーに加えた。しかし、結果としてピッチに立てないまま、前田は代表活動期間中に離脱している。
 前田の一件だけを取っても、ヨーロッパ滞在中にセルティック側と、監督レベルでもしっかりコミュニケーションを取った方がいいのではないか。しかし、森保監督によれば、視察のスケジュールはかなり詰まっているという。今後は5月11日にカタールの首都ドーハで行われる、次回アジアカップの組み合わせ抽選会に出席した後に帰国する予定になっている。

関連記事一覧