トルコ1部のアンタルヤスポルでプレーしていた中島翔哉の浦和レッズ入りが発表された(資料写真・西村尚己/アフロスポーツ)
トルコ1部のアンタルヤスポルでプレーしていた中島翔哉の浦和レッズ入りが発表された(資料写真・西村尚己/アフロスポーツ)

なぜ浦和レッズは中島翔哉を獲得したのか?

 さらに5月に決勝が行われたACLの覇者として、年末にサウジアラビアで開催されるFIFAクラブW杯にもアジア代表として臨む。異例の過密スケジュールを余儀なくされるからこそ、安部は加入会見でこう語っている。それは中島にも言える目標でもある。
「連戦が大変になってくるなかで、単純にローテーションが必要です。まずは少しでも早く浦和レッズの戦力になって、チームの負担を減らしていきたい」
 浦和の公式ツイッター(@REDSOFFICIAL)は、浦和のクラブハウス内で抱負を語る中島の動画を公開。ファン・サポーターから数多くのコメントが届いている。
「久々の日本でおおいに暴れてくださいな。ともに闘いましょう」
「まだ28歳だし中東でプレーするよりは日本で活躍してもらった方が良い」
「本当に来たな。さて、あの創造性と技術は健在なのか…」
「さあ! 新生浦和レッズのスタートだ! 後半巻き返そうぜ!翔哉!」
「安部に続きワクワク感のある補強で楽しみだ」
 さらに中島は自身のインスタグラム(shoya_nakajima_22)でも浦和への加入を報告。コメント欄はドリブラー復活への期待感一色で染まっている。
「ここから第二章の始まりですね」
「日本で見れることができて嬉しいです」
「もう1回這い上がって日本代表に入れるの信じてます!」
「久しぶりにJリーグ観ようかなという気持ちになりました」
「マリノス戦観に行きます」
 中断期間に入っているJ1リーグは8月第1週に再開され、浦和は6日にホームの埼玉スタジアムでマリノスと対戦する。選手登録とコンディション調整が順調に進めば、中島は昨シーズンのJ1王者と対峙する一戦から約6年ぶりにJリーグのピッチに立てる。
(文責・藤江直人/スポーツライター)

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