• HOME
  • 記事
  • 格闘技
  • 「モンスターを超える怪物」「現在の世界最高ファイター」海外メディア&レジェンドが井上尚弥のWBC&WBO王者フルトンを8回に倒した衝撃TKO勝利を称賛
井上尚弥が8ラウンドにWBC&WBO王者フルトンから一度目のダウンを奪う(写真・山口裕朗)
井上尚弥が8ラウンドにWBC&WBO王者フルトンから一度目のダウンを奪う(写真・山口裕朗)

「モンスターを超える怪物」「現在の世界最高ファイター」海外メディア&レジェンドが井上尚弥のWBC&WBO王者フルトンを8回に倒した衝撃TKO勝利を称賛

 プロボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチが25日、東京の有明アリーナで行われ、元バンタム級世界4団体統一王者で挑戦者の井上尚弥(30、大橋)が王者のスティーブン・フルトン(29、米国)を8ラウンド1分14秒TKOで下して新王者になった。ライトフライ級から数えて4階級目。体格差に加えて相手が無敗のフルトンとあって一部のボクサーや関係者からは不利の声もあったが、無敗の2団体統一王者を1ラウンドからポイントで圧倒、最後は戦慄のコンビネーションでダウンを奪い、嵐の10連打で仕留めた。海外メディアや“レジェンド”から「パウンド・フォー・パウンド1位だ」「世界で最高のファイター」「モンスターを超える怪物」などの称賛の声が相次いだ。

 パッキャオ「彼はスペシャルなファイターだ」

 

 “モンスター”の衝撃のTKO勝利の波紋は海を越えた。
 まず反応したのが元6階級制覇王者の“レジェンド”マニー・パッキャオ(フィリピン)。ツイッターに「井上選手は素晴らしいスピードとパンチのパワーを持っています。彼はスペシャルなファイターだ!」と投稿した。
 海外メディアからも称賛の声が相次いだ。
 この試合を米国などで配信した米スポーツ専門チャンネルのESPNは「井上が世界で最高のファイター、そして史上最も偉大な選手の1人だ」との見出しを取り、「井上はただ単に世界最高のボクシング選手であるだけでない。彼は伝説的なキャリアに新たな章を書き加えている歴代で最も偉大な選手の1人だ」と井上のフルトン撃破を伝えた。
 同メディアは、「日本のスター(の井上)は別次元のスピードとパワーで打ち倒すだけでなく、試合終了までのすべてのラウンドを支配する圧倒的な戦いでフルトンを上回った」と試合内容を説明。「井上は何でもできる。正確なアングルからパンチを放つためのフットワークが極めて優れている。フルトンがカウンターを恐れて手を出すことをためらった彼のパンチのスピードは無比のものだ。そして井上のパンチは相手に避けることをほとんど許さずシャープでコンパクトだ」と続けた。
 同メディアは、パウンド・フォー・パウンド(階級を越えた全ボクサーの最強ランキング、以下P・F・P)で井上が1位になるとの見解を示した。
「P・F・Pのトップの座はスーパーバンタム級の最初の戦いで、ナンバー1のフルトンを簡単に片づけた井上のものだ。井上が行っているようなことをできる選手は今のボクシング界には存在しない。この30歳(の井上)は彼の最初の世界王座を108ポンド級(ライトフライ級)で勝ち取り、4階級上でさらなるパワーを持ち込んでいる」
 そして29日(日本時間30日)にラスベガスで行われるビッグファイトのウェルター級4団体統一戦を争うWBA、WBC、IBF世界同級王者のエロール・スペンスJr.(米国)対WBO世界同級王者テレンス・クロフォード(米国)の2人とこう比較した。
「井上は、まばゆいパフォーマンスでスペンスJr.とクロフォードに正式なメッセージを送った。2人はウェルター級の4団体統一戦を戦う。それはP・F・Pの覇権をかけた戦いと銘打たれてきた。しかし、もしこの2人が井上の座を奪いたいと望んでいるのであれば何か途方もないことをやり遂げなければならないだろう。そうでなければ、彼らはほぼ確実に井上に続くナンバー2の座を競うことになるだろう」

 

関連記事一覧