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ブズコバがSNSのコメント制限措置を取ったが追いつかず(資料写真・AP/アフロ)
ブズコバがSNSのコメント制限措置を取ったが追いつかず(資料写真・AP/アフロ)

「あなたの国で負けるなんて」「恥の上塗り」“ボールガール事件”ブズコバがプラハOPで“格下”にまさかの1回戦敗退…母国ファンは声援も対照的にSNSは再度“炎上”

 SNS上における“言葉の暴力”が世界的な社会問題となる中で明らかに誹謗中傷とも受け取れるコメントも数多く見られた。一方で「あなたは次の戦いへ進む必要がある」とブズコバを後押しするコメントもあるにはあったが、大多数のコメントはブズコバを厳しくバッシングするものだった。
 母国以外のファンは、ブズコバが全仏オープンで起こしたスポーツマンシップに欠く行為に対して、正式な謝罪を行っていないことを許しておらず、先のウィンブルドン選手権前に一時更新をストップしていたSNSへの投稿を再開し、母国チェコメディアに失格騒動への弁明や「彼女たちが私たちを悪者にした」と加藤組への批判を展開したことで“炎上騒ぎ”が再燃した。
 目に余る誹謗中傷にブズコバは、一時コメント削除の措置を取ったが追いつかないのが現状。今後は、協会や選手会が、なんらかの救済対策を取らねばならないのかもしれない。

 ブズコバの全米オープンへ向けての“前哨戦”は、まさかの1回戦敗退とスタートなった。チェコメディア『iDNES.cz』は、今後へ向けたブズコバのこんなコメントを掲載している。
「水曜日にはモントリオールに飛んで、来週月曜日から始まる次のトーナメントへ備えます。今回の悔しい敗戦を糧にして、もっといいパフォーマンスを見せたい」
 次の戦いの舞台は、7日にカナダ・モントリオールで開幕するナショナル・バンク・オープンだと明言した。ペアを組むソリベストルモが出場していなかった関係で、ブズコバはプラハ・オープンのシングルスだけにエントリーしていた。しかし、全米オープンが近づいているなかで、ナショナル・バンク・オープンでは女子ダブルスにもエントリーする可能性がある。
 そして加藤組も同トーナメントへの出場を予定している。
ウィンブルドン選手権の女子ダブルスで、ブズコバは準決勝に進出したものの加藤組が先に敗れたため因縁の再戦は幻に終わったが、もしかすれば、このカナダでの試合で再戦が実現するかもしれない。 
 ウィンブルドン選手権後に一時帰国していた加藤は、スーチャディとのペアで、31日に米ワシントンD.C.で開幕したシティ・オープンの女子ダブルスから再スタートを切った。だが、加藤組も1回戦で双子のリュドミラ、ナディア・キチェノク(31、ウクライナ)にストレート負けを喫した。加藤も、また全米オープンを睨みナショナル・バンク・オープンを重要な前哨戦に位置づけている。

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