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中国オープンでコンビを復活した“ボールガール事件”のマリエ・ブズコバ(右)とサラ・ソリベストルモ(左)が女子ダブルスで優勝。SNSのバッシングに沈静化の動きが…(写真・ロイター/アフロ)
中国オープンでコンビを復活した“ボールガール事件”のマリエ・ブズコバ(右)とサラ・ソリベストルモ(左)が女子ダブルスで優勝。SNSのバッシングに沈静化の動きが…(写真・ロイター/アフロ)

「相変わらず態度の悪い選手だ」“ボールガール事件”のブズコバがソリベストルモとのコンビ復活で中国オープン女子ダブルス優勝…まだ非難の声は残っているがSNS“炎上騒ぎ”は沈静化へ

 6月の全仏オープンで、“ボールガール事件”を起こし、そのスポーツマンシップに欠く行為は世界中からのテニス関係者やファンから非難を受けた。その後、一時は沈黙を貫いたブズコバは、7月のウィンブルドン選手権前にSNSへの投稿を再開、母国チェコのメディアの取材に対して失格騒動の弁明や、加藤を「彼女が私たちを悪者にした」と、謝罪することなく反論したことで、さらなるバッシングを招いていた。試合の勝ち負けやSNSを更新する度に誹謗中傷が殺到して“炎上”。
 全米オープン前には、米国のテニス専門サイト『tennis.com』の取材に「何かをシェアするたびに多くの人々がヘイト(非難)を投稿してくる。メンタル的に好ましくない日々が続いている」との苦悩を打ち明けていた。
 だが、“ボールガール事件”から約4か月が経過して、やっと非難の声が沈静化してきた。
 復活優勝を告げる投稿へ寄せられた批判的なコメントが少なかったのは、SNSの運営側が削除している可能性もあるが、時間の経過と共にファンも許してくれたのか。
 ただ、そうとも言えないのが、ソリベストルモが優勝を報告したインスタグラムへの投稿への反応。ソリベストルモは、WTA(女子テニス協会)が歓喜の写真と共に「CHAMPIONS」と投稿したものを共有したが。こちらには、依然として非難コメントが多く寄せられているのだ。
「加藤事件についてのコメントを待っています」
「2人が揃ってうっとうしい笑顔を浮かべているのは偶然ですか」
「誰でもミスは犯す。それを認めず何ごともなかったかのように振る舞うのはどうなのか」
「このプレイヤーには気をつけよう」
「相変わらず態度の悪い選手だ」
 ソリベストルモだけでなくブズコバも、テニス界を騒がせた“ボールガール事件”にいまだに公式には謝罪していない。それどころかブズコバは自分たちが被害者だと言わんばかりに振る舞ってきた。まだこの問題を全面解決するには根深い問題が残っているのかもしれない。ブズコバとソリベストルモのコンビが、次に目指すのは、来年1月のグランドスラム、全豪オープンである。

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