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“ポスト岡田”の大本命であるOBの鳥谷敬氏だが来季の組閣入りは見送りとなりそうだ(写真・黒田史夫)
“ポスト岡田”の大本命であるOBの鳥谷敬氏だが来季の組閣入りは見送りとなりそうだ(写真・黒田史夫)

鳥谷氏、赤星氏、岩田氏らの来季入閣は見送りへ…岡田阪神は主要コーチ全員留任の結束重視で球団初の連覇を狙う

 2年契約を結んでいる岡田監督は来季も続投。
 2025年には、岡田監督の15年ぶりの阪神監督復帰を実現させた阪急阪神ホールディングスの総帥である角和夫CEOが、関西経済界を活性化させるために尽力している大阪万博があるため、「阪神のアレで盛り上げたいな」と3年目も指揮を執ることも視野に入れているが、その間に「次期監督を育成して欲しい」と、角CEOから厳命されている。その“ポスト岡田”の大本命が鳥谷氏。
 自らの指導者経歴と同じく、2軍監督、1軍コーチの手順を踏んで監督に就任するのが理想的で、岡田監督が指揮を執っている間に入閣させなければ、帝王学の伝授はできないが、鳥谷氏は引退してまだ2年。鳥谷氏自身が、ネット裏からの勉強を続けたいという意向を抱いていることなどもくみとって、今回の入閣の見送りが濃厚になった。ただ再来年のユニホーム復帰は待ったなしだろう。
 また岡田監督が鳥谷氏と同じく指導者としての資質を評価している赤星氏についても見送られることになった。今春は沖縄キャンプで臨時コーチを要請。岡田監督も、その効果に目を輝かせていたが、球団サイドは、現役引退の理由となった脊髄損傷の状況を危惧している模様。また投手の育成を任せるつもりで、水面下で打診した岩田氏は、自らも現役時代に対峙した1型糖尿病患者の方々への支援活動や、社会貢献活動を継続したいとの思いがあり、入閣要請を固辞、今回の入閣はなくなった。早ければ今週中にも来季の組閣が発表される予定だ。
(文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)

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