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4月15日のジャッキー・ロビンソン・デーに背番号「42」を付けてプレーする大谷翔平(写真・日刊スポーツ/アフロ)
4月15日のジャッキー・ロビンソン・デーに背番号「42」を付けてプレーする大谷翔平(写真・日刊スポーツ/アフロ)

「いい加減にしろ!」バーランダー弟の大谷翔平を巡る「ドジャースの歴史上最も重要な契約」発言が“大炎上”…「ジャッキー・ロビンソンを忘れるな」

 Xの投稿の中には、チャットGTPに「ドジャースの歴史にとって最も重要な人物は?」と質問したやりとりを添付しているユーザーもいた。チャットGTPは「メキシコ人としてドジャースで大フィーバーを起こしたフェルナンド・バレンズエラ投手についての話」を返答。「ジャッキー・ロビンソン氏では?」と聞くと「あなたは正しい。歴史にインパクトを残したプレーヤーだ」と返答している。
 ニューヨークポスト紙も、「バーランダー氏がジャッキー・ロビンソン氏について忘れ、ドジャースの『最も重要な契約』として大谷を売り込む」との見出しを取り、この発言を強烈に批判した。
「大谷の信奉者として有名なバーランダー氏は、明らかにジャッキー・ロビンソン氏について気がついていない。大谷の契約について『ドジャースの歴史上最も重要な契約』と呼んだ。このフォックススポーツのアナリストのばかげた考えをソーシャルメディアのユーザーたちは酷評した」
 同紙は、バーランダー氏の番組内での発言を紹介した上で「今、バーランダー氏は頭が真っ白になっているのかもしれない。彼は、大谷がどのようにドジャースのブランドと永遠につながっていくのか、そしてドジャースのロゴと帽子で殿堂入りすることについて言及を続けた。しかし、スポーツ界の決定的な日である1947年にメジャーリーグの人種の壁を壊した殿堂入り選手について忘れることは大きな間違いだ。まるでジャッキー・ロビンソン・デーや彼の背番号42が毎年讃えられることがないかのようだ」と、バーランダー氏の発言に苦言を呈した。
 また同紙は、現在メッツが獲得に乗り出している元ドジャース三塁手でFAのジャスティン・ターナーがXに投稿した「背番号42がいなければ背番号17はいない。いい加減にしてくれ」というコメントを取り上げている。
 記事掲載時点でバーランダー氏は、まだ弁明などを行っていないが、今後、釈明、謝罪をしなければアナリストとしての信頼を取り戻すことは難しいかもしれない。大谷ファンのアナリストが、勝手にしでかした失態だが、何より大谷自身が、自らの契約がきっかけとなって、ドジャースの歴史を作ったジャッキー・ロビンソン氏の尊厳を傷つけてしまったことに心を痛めているのかもしれない。

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