「どうだっていい!」イングランドに内紛?トゥヘル監督の「雑でミスが多く運が良かった」発言を2得点ベリンガムが「どれだけ大変かをわかっていない」と超不機嫌モードで“禁断の監督批判”
サッカーの北中米大会の準々決勝2試合が11日(日本時間12日)、米国で行われ、マイアミではイングランドが“怪物”アーリング・ハーランド(25)を擁するノルウェーを延長戦の末、2-1で破った。Wエースの一人、ジュード・ベリンガム(23)が2得点をマークしたが、試合後にトーマス・トゥヘル監督(52)が「プレーは雑で技術的なミスが多く、今日は運が良かっただけ」とコメントしたことに「どうでもいい。監督はノルウェー相手にこのコンディションで戦うことがどれだけ大変かをわかっていない」と猛反発して監督を批判した。アルゼンチンとの準決勝(日本時間16日)を前にチーム内に不穏な空気が流れ始めた。
「どうしてメンタリティーについてそんな質問ができるんだ?」
2018年のロシア大会以来のベスト4進出も手放しでは喜べない。疑惑だらけのノルウェー戦を延長戦の末、2-1で制したイングランドに“内紛”が起きた。
英「ガーディアン」によると、試合後、英ITVのインタビューを受けたトゥヘル監督は、表情を曇らせ「結果は素晴らしい。私たちはベスト4に進出した。しかし、私はパフォーマンスには満足していない」と不満を漏らした。
「どの面を取ってもそうだ。今回も選手たちの献身性はあった。しかし、私たちは自分たちのプレーの仕方、その内容によって自分たち自身を非常に苦しい状況へ追い込んでしまった。プレーは雑、技術的なミスが多く、スピードも足りず同じことを継続して繰り返すこともできなかった。今日は運が良かった」
そう厳しく試合内容を批判したのだ。
英「ザ・サン」によると、さらにトゥヘル監督は「大舞台のプレッシャーが選手たちに影響したのではないか」と質問を受けた。
しかし、その質問を快く思わなかった指揮官は語気を強めて言い返した。
「メンタリティーの問題ではない。今このタイミングで、どうしてメンタリティーについてそんな質問ができるんだ? これは純粋なメンタリティーだ。それは瓶に詰めて売れるくらいある。問題は私たちの試合の質だ。それだけだ。メンタリティーとは何の関係もない」
その後、インタビューを受けたのが、前半47分に同点弾、さらに1-1のままもつれこんだ延長前半3分にGKが弾いたこぼれ球に詰めて、勝ち越しゴールを決めたヒーローのベリンガムだった。
ベリンガムは、このトゥヘル監督の厳しいコメントを伝えられ反応を求められると表情を一変させた。
「どうでもいいよ。本当にどうでもいい」
怒りを我慢するかのように憮然としていた。
「今日は本当に厳しい試合だった。すごくハードな戦いだった。ピッチに立った全員が本当に厳しい戦いをした。だから、僕が感謝したいのは、またしても素晴らしい戦いを見せてくれたピッチ上の仲間たちなんだ」
そう続けたがその後の追加取材で禁断の監督批判を繰り広げたのだ。
「たぶん監督には、アーリング・ハーランド、マルティン・ウーデゴール、アントニオ・ヌサ、アレクサンダー・セルロートらを相手に、ああいうコンディションの中でプレーすることがどれほど大変なのかがわかっていないんじゃないかな。あのチームは決して簡単に戦える相手じゃない」
スウェーデンには怪物ハーランドだけでなくタレントが揃っており、しかも、マイアミの会場は、とんでもない酷暑に見舞われていた。ハーランドが後半から足をひきずり、延長戦の後半にベンチへ下がったほどだった。
「だから僕たちはポジティブな雰囲気を作ろうとしてきた。毎試合、ボールを回して1000本もパスをつないで勝てるわけじゃない。時には泥臭く勝たなければならない。そして今夜も僕たちはそうやって勝ったんだ」
さらに「トゥヘル監督がイングランドは運が良かったと語ったことに同意するか」と問われると、ベリンガムは、明らかに不機嫌モードで短くこう答えた。
「ノーコメント」

