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  • 「歴代監督の遺産で優勝した藤川の真の手腕が試される」球界大御所が近本の骨折離脱で激震の阪神の”今後”を辛口解説…「もう優勝は盤石ではなくなった。私なら代役1番は森下だ」
阪神の近本光司が26日の広島戦で左手首に死球を受けて骨折登録を抹消された(写真は資料)
阪神の近本光司が26日の広島戦で左手首に死球を受けて骨折登録を抹消された(写真は資料)

「歴代監督の遺産で優勝した藤川の真の手腕が試される」球界大御所が近本の骨折離脱で激震の阪神の”今後”を辛口解説…「もう優勝は盤石ではなくなった。私なら代役1番は森下だ」

 広岡氏は、この危機を脱するのは、藤川監督の手腕にかかっているという。
「去年の優勝は歴代監督の遺産であり、その前に2年やった岡田の遺産だった。この前の才木の三振記録を止めたときもそうだが、藤川は、おかしな采配をするなと気にはなっていた。ただメジャーや独立リーグを知り、NHKの解説を聞けば、野球をよく勉強しているなとは思っていた。ここからが藤川の真の監督手腕が試される。この状況のチームを勝たせるのは、監督の戦術、戦略だ。ある意味、藤川がどうやるか、見物だな」
 広岡氏は、そう見通しを明かした。
 では、1番センターの代役をどうすればいいのか。
「レフトで交代で起用されている選手以外に阪神の若手にどういう選手がいるのかよくわからんが、ハッキリ言って、代役はおらん。候補としては、オーソドックスなら中野、そして森下、打順を大きく動かさないのであれば、2番からはそのままで足の速い福島の1番もあるだろう。私は巨人みたいにコロコロと打線を動かすことは好かんし、それじゃあ、勝てないと思っている。だが私が監督なら1番センターは森下だ。3番を誰にするかという問題は残るが、足と爆発力があり、ドジャースの大谷タイプの1番として面白い」
 森下は優勝した2023年の岡田監督の時代に近本が途中離脱した際に1番で10試合、2024年も6試合で1番を経験している。打線不振に苦しんだ2024年には、中野、島田、井上(現在ロッテ)が1番で起用されていた。
 だが、森下をセンターで起用するにしろ、そのままライトで起用するにしろ、日替わりだったレフトに加えてもうひとつ外野に不安定なポジションが生まれることになる。
 肩の弱い前川はレフトの限定になるため、今季レフトで起用されてきた福島、中川、高寺、小野寺、そして代打起用が主だった現役ドラフトでヤクルトから移籍した濱田らで回すことになる。広岡氏が指摘するように、調子や相手投手との相性などを見極めながらの起用になるため、指揮官の手腕が問われる戦いになるだろう。
 阪神は今日28日からGW期間中に9連戦が組まれている。まず神宮でヤクルトとの3連戦、移動日なしで5月1日から甲子園で巨人と3連戦、そしてまた移動日なしで名古屋で中日との3連戦を戦う過酷なスケジュール。藤川監督はどんなオーダーで臨むのか。注目のGWシリーズとなる。(文責・駒沢悟/スポーツライター)

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