井上尚弥対中谷潤人を来場観戦予定の“超大物”クロフォード氏は「5分5分」と予想もRIZINファイター平本蓮は「中谷選手がKOする雰囲気がある」と超大胆予想
プロボクシングの元3階級4団体統一王者であるテレンス・クロフォード氏(38、米国)が1日まで来日し、都内の上場企業であるabc株式会社で、総合格闘家の平本蓮(27、剛毅會)と異色の対談を行った。平本は5月10日に神戸で行われる「RIZIN.53」で皇治(36、TEAM ONE)との“ボクシングマッチ”で1年9か月ぶりに復帰するが秘策を授けられたという。またクロフォード氏は今日2日に東京ドームで行われるスーパーバンタム級の4団体統一王者、井上尚弥(33、大橋)と中谷潤人(28、M.T)を観戦する予定で試合の予想も行った。
異色の合体だ。
史上初の3階級4団体統一王者となったクロフォード氏と、朝倉未来を倒したRIZINファイターの平本蓮。クロフォード氏は有料配信事業であるPPVビジネスへの参入を考えているabc株式会社とパートナーシップを結ぶために来日。そのニュービジネスのアイコンとして指名された平本との対談が実現した。
2人は前夜に同社の松田元代表の招きで食事をして意気投合。サウナにまでいき、5月10日の復帰戦に向けて秘策を授けられたという。
平本は珍しく恐縮した様子で「最も尊敬するボクサーで、格闘家で、アスリート。東京を一緒に回って夢のような時間だった。長い怪我があって、復帰のタイミングで携われ、エネルギーをもらっている」と心からのリスペクトの意を伝えた上でこう明かした。
「昨日も勝負論、どうやって試合に臨むか、スイッチファイターとしての技術的なことなどを色々と質問させてもらったが深くて凄かった」
対談では松田代表が「平本さんにはパイオニアとしてPPVの圧倒的な数字を持つファイターとしてUFCへ行き活躍をしてもらいたい。将来的には10ミリオン(約15億9000万円も20ミリオン(約31億8000万円)も稼いでもらいたい」とのメッセージを伝え、平本が「RIZINでチャンピオンになってUFCへ行きたい。そのための準備ができればいい」とアンサーすると、クロフォード氏が言葉を挟んだ。
「やりたいのではなくやるんだ。頭で考えたことを実現するんだ」
強いメンタリティが必要なことを伝えた。
昨年9月にスーパーミドル級の4団体統一王者であるサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)との超メガファイトを3-0の判定で下したクロフォード氏ゆえの説得力のある金言。
平本は大晦日での再戦が噂される朝倉未来と揃い踏みする9月10日(京セラドーム大阪)の「超RIZIN.5 浪速の超復活祭り」でのMMAでの本格復帰前に神戸で皇治とまずボクシングマッチを戦う。
「(ボクシングについて)聞きたかったことは軽く聞けた。いい刺激をそのまま試合で(生かし)RIZINを盛り上げたい」と言い、授けられた秘策については「内緒にしたい」とシークレットを貫いた。
クロフォード氏は「集中してがんばるのみだ。自分ができるところでがんばるだけだ」と、平本に檄を飛ばした。
平本は今後米国へ渡りクロフォード氏の指導を直接受けたいという。
そして昨年12月に引退したクロフォード氏が、このタイミングで来日した理由のひとつに東京ドームでの井上尚弥と中谷潤人のビッグマッチの観戦がある。
対談後の質疑の時間に2人にその予想を聞いた。
クロフォード氏は「五分五分のファイトだ。より準備している方が勝つだろう」と言い、どちらが勝つと断定しなかった。

