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引退騒動のレッドブルのフェルスタッペンがマイアミGPで5位入賞(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
引退騒動のレッドブルのフェルスタッペンがマイアミGPで5位入賞(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

「信じられないほど状況が好転。解決策を見つけた」F1マイアミGPで引退騒動のレッドブル、フェルスタッペンがスピンのトラブルを乗り越えての5位入賞で復調気配!

 ハードタイヤに交換し、コースに戻ったフェルスタッペンは16番手からどんどん順位を上げていく。今季好調のメルセデスやフェラーリ、マイアミGPで復調を果たしたマクラーレン勢が21周目以降に次々とピットインし、ハードタイヤへと交換した中で、28周目にはついにトップに立った。
 しかし、レースの残り半分でタイヤ戦略の代償を支払っていく。
 タイヤが同じ条件となった中で、3連勝を目指すアントネッリ、前日のスプリント決勝を制した昨季王者、マクラーレンのランド・ノリス(英国)にすぐに抜かれた。ペースがどんどん落ちていく中で48周目にルクレールに抜かれて表彰台圏内から後退すると、49周目にはマクラーレンのオスカー・ピアストリ(豪州)にも抜かれた。
 さらにラッセルにも猛追されて6番手に下がりながらも、ルクレールのスピンもあって5位でフィニッシュした展開を次のように振り返っている。
「早い段階でハードコンパウンドへ進む決断をくだしたが、レースを終えた後にあらためて振り返ってみると、ハードコンパウンドで走ったスティントは少し長すぎたと思っている。タイヤを生かしておく上で、あまりにも難しかったからね」
 レースを振り返る表情は、明らかにこれまでと違っていた。
 豪州GPに続く中国GP決勝は45周でリタイア。日本GPでは公式予選2回目(Q2)敗退を喫し、8位に甘んじた決勝後には今季限りでのF1引退も検討していると明言してF1界を驚かせた。今季から自社製のパワーユニット(PU)を搭載しているレッドブルのマシン以上に、F1全体に新たに導入されたレギュレーションへの不満が大きく、F1そのものへの魅力や楽しさが失われていると複雑な心境も明かした。
 一転して公式予選3回目(Q3)へ進み、アントネッティに続く2番グリッドを獲得した前日に、フェルスタッペンはこんな言葉を残していた。
「信じられないほど状況が好転している。マシンもようやくまとまってきて、パフォーマンスも向上した。以前なら乗客のように感じていたのに、今はもっとマシンをコントロールできている気がする。必然的にもっとプッシュできるし、それがこの週末で示されたと思う。おそらく今季で初めて決勝で夢を見られるかもしれない」
 中東情勢の悪化を受けて、約5週間の中断が生じた間に何が起こっていたのか。英国のモータースポーツ専門メディア『CRASH.net』はフェルスタッペンのコメントを引用する形で、レッドブルに生じた変化を次のように報じた。
「以前はステアリングシステムが明らかにおかしかった。ようやくそれが修正され、空力面でも多くの要素が一体化された中で少なくとも普通に、自分の好きなようにマシンを操縦できる。中断期間中にみんなが問題を理解しようと全力を尽くし、解決策を見つけた。本当に素晴らしいチームワークだと思っている」
 レッドブルのローラン・メキース代表(フランス)は日本GP後に、2024年まで4年連続でドライバーズ王者を獲得したフェルスタッペンを引き留める方策として「現時点で最高のマシンを提供するしかない」と語っていた。
 宣言通りに5週間でマシンを劇的に改善して、マイアミGPにおけるフェルスタッペンの走りを介して復活途上にあると証明した。23日開幕の次戦カナダGPへ向けてさらなる修正を加えていくなかで、フェルスタッペンは16日からドイツで2日間にわたって開催される、ニュルブルクリンク24時間レースに出場する。

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